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【RIZIN】ストップ後に攻撃のスダリオ剛に罰金のペナルティ、乱闘の両セコンド勢にも警告と注意

2021/03/23 16:03
【RIZIN】ストップ後に攻撃のスダリオ剛に罰金のペナルティ、乱闘の両セコンド勢にも警告と注意

(C)RIZIN FF

 2021年3月21日(日)に日本ガイシホールにて開催された「Yogibo presents RIZIN.27」の第10試合 スダリオ剛vs.宮本和志のレフェリーストップ後の追打および乱闘について、RIZIN FF競技オフィシャルチームより、以下のペナルティの発表があった。スダリオにファイトマネー25%相当の罰金、また両セコンドにも「警告」と「注意」が与えられた。

【ペナルティ内容】

赤コーナー・スダリオ剛 レッドカード(罰金:ファイトマネー25%相当)

試合後に行われた反則:KOにて試合終了後、レフェリーの試合停止指示に従わず相手選手に攻撃を続けた(第25条(27)(28))。

宮本和志セコンド・内田ノボル 警告
セコンド規定違反:相手選手への暴力行為(第29条(11))。

スダリオ剛セコンド・エンセン井上 注意
セコンド規定違反:相手選手セコンドの暴力行為に応戦。競技役員の停止指示に従わずに応戦をやめなかった(第29条(13))。

 なお、試合後、スダリオはリング上で、「つまらない試合をしてすみません。試合を少し見てもらいたいと思っていたんですけど、相手がああいう戦い方をしたから……榊原さん、ちゃんとしたファイターとやらせてください」とマイク。

 また、会見で乱闘について、下記のように釈明していた。

──試合後の率直な感想をお聞かせください。

「早く次の試合をしたいです」

──対戦を終えて、相手の印象は違いましたか。

「そんなに変わらなかった気がします」

──試合が決まっていたのに追打をしてしまったのは何故ですか?

「うーん……まず、何と言ったらいいのかな……試合する今日までいろいろ溜まっていたものがあって、相手にもそうだし、格闘技ファンもそうだし、長くやっているファイターたちにも、結局言うてもまだ今日の試合まで2試合しかしていないので、当然だと思うのですが、『余裕でこの選手と戦ったら負ける』と言われるのが嫌で、圧倒的に勝ちたかったのと、あと煽りVとかで『てめぇ』と言われて、何て言うのかな、記者会見でも言いましたが、本当に殺される覚悟も殺す覚悟もあったので、その通りにやっただけですね」

──自分を抑えきれなかった?

「いや、抑えきれないというか、決まったかもしれないですけど、相手がまだ起き上がろうとしていたので」

──レフェリーの制止に気が付かなかった?

「あー、そうかも知れないですね」

──自分がしたい「MMAファイター」と試合が出来ないフラストレーションもあった?

「そこはコロナもあるので、試合をさせてもらえるだけでありがたいと思ってるんですけど、そうですね、日本にいて(MMAが)出来る人もいるので、早くそういう人とやりたいですね」

──宮本選手がゴング前に突っ込んできたように見えました(※ほぼ「ファイト」の声と同時に突進)。

「ゴング前でしたよね。やりにきてるなと思ったし、合図があってからと待つと思ったんで、あと、今までの溜まっていたこともあって、同時に行かないと、僕もやられると思ったので、(追打は)相手が失神したからどうこうよりも、まだ生きてると思っちゃって、リングの上なので。もちろんやらなかったら、僕がやられる可能性もあったので」

──リング上で乱闘が起こりましたが、リング上ではどんなやり取りで、どんな感情でしたか?

「何だたっかな……覚えてないです。僕が相手の方にセコンドに押されて、それにエンセンさんが怒っちゃって、逆にエンセンさんを止めることしか考えていなかったです。試合の後、宮本選手に謝りに行って、『僕も変なこと言ってごめんね』と言ってくださってすごく優しい人だなと思って、僕も『興奮してすみませんでした』と言って。宮本選手も『そんなの大丈夫だよ』と言ってくれて、すごく器の大きい人だなと思いました。一緒に写真も撮って、相手のセコンドにも謝ったら『こちらこそごめんね』と言われました」

──今後の展望を教えて下さい。

「長く格闘技をやっていて、僕に余裕で勝てると言っている選手を一人ずつ殺して行きたいです」

 また、次戦について、「ちゃんとしたファイターとやらせてください」とリクエストされた榊原信行CEOは、大会総括で以下のように、MMAファイターとの対戦を組むことを語っている。

榊原CEO「ゴリゴリのヘビー級選手を用意して5月は海外勢とマッチアップしてもいい」

「スダリオとエンセン(井上=スダリオのコーチ)とは試合前から話をしていますが、スダリオがべらぼうなスピードで急成長している。相撲界から来た人には過去何度も裏切られているので、なかなか強くならなかったり、辛抱がきかなかったりということがあったんですが、そういう選手たちとは全く違って、ひょっとしたらあの20代の若さで世界のヘビー級でトップがとれるくらいのポテンシャルを感じる。

 僕らが思っていた以上のスピードでの成長を遂げているので、これもコロナ禍ではあるんですけれども、スダリオがあれだけ強気なことを言うので、ゴリゴリのヘビー級選手を用意して5月は海外勢とマッチアップしてもいいんじゃないかなと思っています。海外の選手の中で考えたいと思います。
 ヘビー級で言えばあとはシュレック関根選手とかに声をかける感じかなと思うけれども、あれだけ生意気なことを言うので外国勢のトップどころとやってみたらいいんじゃないかなと思います。ロシアとかアメリカとかブラジルから、ギラギラした本当のMMAのコンプリートなヘビー級選手をマッチメイクしていこうかなと思っています」

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