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【K-1】リベンジに燃える王者・江川優生「とっ捕まえてぶっ飛ばす」武尊vsレオナには「そこと当たることもあると思う」

2021/03/14 00:03
【K-1】リベンジに燃える王者・江川優生「とっ捕まえてぶっ飛ばす」武尊vsレオナには「そこと当たることもあると思う」

前回は骨折したまま試合に臨んで敗れた江川。今回は万全の態勢でリベンジマッチに挑む (C)K-1

 2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター『K'FESTA.4 Day.1』にて、椿原龍矢(月心会チーム侍)の挑戦を受けてK-1 WORLD GPフェザー級タイトルの初防衛戦に臨む王者・江川優生(POWER OF DREAM)が13日(土)都内で公開練習を行った。


 江川は2013年10月に高校生でプロデビュー。高いボクシングスキルを武器に連勝を重ね、2019年1月にKrushフェザー級王座を奪取。6月には初防衛を果たし、11月の第3代K-1フェザー級王座決定トーナメントでは3試合連続初回KOで王座に就いた。「K-1 AWARDS 2019」ではMVPにも輝いている。怪我のため12月の武尊とのエキシビションマッチ以来試合から遠ざかり、2020年9月のK-1で椿原とノンタイトルマッチで復帰戦を行ったが、まさかの判定負け。今回タイトルを懸けてのリベンジマッチに臨む。

 試合1週間前の公開練習となった江川だが、2分1Rのミット打ちでは古川会長の持つミットに軽快なステップからパンチと蹴りを繰り出し「コンディションはバッチリ。あと1週間で減量と仕上げていく感じです」と好調をアピールした。

 前回の椿原戦で江川は左足を骨折した状態でリングに立ち、自分本来の動きを出せないまま判定で敗れた。悔しさが残る内容・結果だったが、その悔しさが江川の原動力になったという。

「(前回の試合が終わって)怪我はしてたんですけど、やれることはずっとやっていたので、継続して練習していました。悔しさをバネにぶっ倒す気持ちだけでキツイ練習をたくさんやってきました。(悔しさは原動力になっている?)かなりなってますね」


 タイトルを獲ってから今回の初防衛戦まで、どんな気持ちで過ごしてきたかを聞かれると「凄く不思議な感覚で、ここに来るまであっという間でした。気づいたら追われている立場になったし。でも、そのなかでもいいパフォーマンスができる、いい練習が出来ているので、凄く試合が楽しみです」という。

 対戦カード発表会見では「一度負けている時点でチャンピオンじゃないんで、ベルトを肩にかけるのも、こうやってベルトを目の前に置くのもイライラする」と不快感を露わにしていた江川。

 しかしこの日のインタビューでは穏やかな表情で「試合が楽しみ」という言葉を繰り返した。会見から試合に向けて「すごくいい練習ができている」ことで充実した日々を過ごしたことが心境の変化になっている。

「なかなかいつもの感覚が取り戻せない。自分の本来の動きができない。そういう難しいなかで練習をずっとやってきたんですけど、今はすごくいい練習ができているんです。それで気持ちが晴れたんだと思います。今は純粋に試合が楽しみで、早く試合がしたい。いいパフォーマンスをできる自信しかないです」

 どんな試合をイメージしているかとの問いには「前回と同じで、言い方は悪いけど鬼ごっこみたいな試合になると思います。でも今回は僕がとっ捕まえてぶっ飛ばします」と、今回は椿原をフットワークで逃がさないとした。


 意外にも今回が江川にとっては『K'FESTA』初出場となる。昨年の『K’FESTA.3』を怪我で欠場している江川は「あの時は悔しくて泣いた」と“K-1年間最大のビッグマッチ”への想いを語り、K-1王者として『K'FESTA.4 Day.2』へのライバル心も口にした。

「『K'FESTA』には第1回の頃から出たいと思っていました。ただ当時の自分はまだ役不足で、昨年やっと出られると思ったら怪我で欠場になってしまって。相手どうこうじゃなく『K'FESTA』に出たいと思っていたので本当に悔しくて、欠場が決まったときは泣きました。そのなかで当初は通常の大会だった3月大会が急遽『K'FESTA』になって、しかもタイトルマッチでメインイベントになって本当に楽しみです」

 1週間後には『Day.2』が開催されるが「僕たちの方が先にやる分、火付け役にならないといけないし、Day.1も楽しんでもらって、Day.2も楽しみだなと思ってもらえる試合をしたいです」とバトンを渡したいと言い、武尊vsレオナについては「階級は違いますけれど、言うても一階級しか違わないので、そういう目でも見ています。可能性としてはそこと当たることもあると思うので」と、スーパー・フェザー級転向も視野に入れて注目しているとした。

 また、Day.1とDay.2を通じて一番目立ちたいかとの質問には「もちろん。格闘技をやっている以上はそう思われたいので全力で戦います」と、『K'FESTA』全試合を通じてのベストバウトを狙う。

 最後に「いろいろな団体がある中で、僕はK-1が最強最高の舞台だと思っていますそれを証明するために江川優生、全力で努めてまいりますので応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。

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