キックボクシング
ニュース

【KNOCK OUT】川島えりさの復帰2戦目が決定「テーマは完勝」、炎出丸はBLACKルール転向で最後の挑戦

2021/03/10 12:03
 2021年4月25日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.2』の対戦カードが発表された。  今大会では拳の脱臼による靭帯断裂で手術、戦線を離脱していたKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)の復帰戦が決定しているが、もう1試合女子マッチが組まれた。KNOCK OUT-BLACK女子-45.0kg契約2分3Rで、川島えりさ(クロスポイント吉祥寺)vs井之上弥生(橋本PREBO)が決定。  川島はアマチュア大会を経て、2018年に東京MXのスポーツ情報番組『BE BOP SPORTS』の企画『PANCRASE REBELS TRYOUT』でKING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者・不可思のコーチを受け、17歳でプロデビュー。そのデビュー戦では同じ企画でプロデビューしたぱんちゃん璃奈と対戦。2度のダウンを奪われて敗れたが、ぱんちゃんに得意のパンチで鼻血を出させ、最後まで逆転を狙って戦い続けた。  当時はまだ珍しかった“JKキックボクサー”として注目を集めたが、練習中に左手首を骨折したまま試合に出ており(バンテージを巻けば痛みがなく試合には支障がなかったと本人)、試合直後に手術をしたため完治するのに1年を要した。加えて大学受験もあったため、2020年12月に1年10カ月ぶりの復帰戦を行い、ねこ太に判定3-0(29-28×2、30-28)で勝利した。  まだ19歳で、アパレルブランドのマリオンアパレルのモデルとしても注目を集めている。  今回の対戦相手の井之上は初参戦で戦績は3戦3敗。過去にJ-GIRLSやKROSS×OVERに出場しており、初勝利を目指す。  試合に向けて川島は「これまで『KNOCK OUT』には会見での司会役やYouTubeナビゲーターとして関わってきましたが、選手としてリングに立つのは初めてなので純粋にとても嬉しいです。また、今回は初めて45kg契約で出場します(前回は46.0kg)。自身の適性体重だと思うので当日のコンディションが楽しみです」と意気込み。井上については「試合動画を1つ見させて頂きました。戦績では結果を残せていないものの、とてもアグレッシブさと気迫のある熱いファイターだと思いました」と評する。  そして「この試合では完勝をテーマに臨みます。前回は持ち前のパンチ力を存分に発揮できず、不完全燃焼な試合内容になってしまいました。その反省から今回は気持ちを前面に出して、熱い気持ちで戦いつつ、テクニックやパワーで負けないファイトをします。見て下さる人や応援して下さる皆様にも熱い気持ちになるような試合をします。沢山の注目と応援宜しくお願い致します」と、今回は気持ちを出したいとした。  対する井之上は「まさか自分が『KNOCK OUT』に出場させて頂けると思ってもいなかったので、とてもビックリしています」との感想。川島については「たいへんガッツがあって強い選手だと感じました」と評し、「今の自分の力を出し切れるように、前に出ていきたいです。皆様の応援を力に頑張ります。よろしくお願いします」とコメントを寄せている。  また、KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級3分3R延長1Rで、元J-NETWORKスーパーバンタム級王者・炎出丸(クロスポイント吉祥寺)vs加藤和也(ドージョー☆シャカリキ)も決定。  32勝(5KO)28敗8分の戦績を持つベテランの炎出丸は、これまでヒジ打ちありのREDルールで戦ってきたが、今回はヒジ打ち無しのBLACKルールでの試合となる。「KNOCK OUT出場が決まって素直に嬉しいです。そして僕のキャリア最後の目標が決まりました。BLACKルールでベルトを巻くことです」と、最後はBLACKルールで勝負を懸けたいという。 「対戦相手のことは分からないですが、気を引き締めてKOを狙いに行きます。僕のスタイルは前に出るスタイルなので、ヒジでカットされてまだ動けるのに止められることが多かった。ヒジ無しルールで生き生きと戦う姿を見せます。まだまだ世の中は落ち着かない状況ですが、ファンの皆様のおかげで僕らはリングに立てています。だからこそ感謝の気持ちを持ってリングに上がります」と、意気込みを述べている。  対する加藤は4勝(1KO)4敗の選手で「アマチュアの時から憧れて見ていた舞台で自分が試合を出来て、嬉しい気持ちと楽しみな気持ちです」と初参戦を喜び、「ベルトを獲得していて、凄くキャリアがある強い選手です」と炎出丸の印象を話す。そのうえで「大会名の『KNOCK OUT』の名前のとおり、ノックアウトを狙ってアグレッシブに倒しに行きます。自分のことを知らない人がほとんどだと思いますが、今回の試合を見て、自分のこれからに期待したくなるような試合をして盛り上げますので、ぜひ注目していてください!」と、KOを狙ってアグレッシブに行くと宣言した。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア