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【KNOCK OUT】「勝ちと結果に凄い飢えている」小笠原裕典が九州の三冠王・銀次を迎え撃つ

2021/03/08 17:03
【KNOCK OUT】「勝ちと結果に凄い飢えている」小笠原裕典が九州の三冠王・銀次を迎え撃つ

再起を懸ける小笠原が、九州から東京へ乗り込む銀次を迎え撃つ

 2021年4月25日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.2』の対戦カード発表記者会見が、3月8日(月)都内に行われた。

 KNOCK OUT-BLACK(ヒジ打ちなし)フェザー級3分3R延長1Rとして、元WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者・小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺)vs九州の三冠王・銀次(Next!零)の対戦が決定。


 小笠原は『ONE』に参戦して初戦でKO勝利を飾るも、海外の強豪に3連敗。日本でも2019年4月にシュートボクシングで笠原弘希、11月にKNOCK OUTで宮元啓介に敗れて泥沼の5連敗。しかし、2020年2月の「REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント」1回戦では森岡悠樹を延長戦の末に破り、勝利をもぎ取った。続く準決勝でもKING強介を延長戦で降したが、コロナの影響でトーナメントの日程が延期・変更となったことも影響し、55.5kgを維持することが厳しくなったため決勝戦を辞退。57.5kgのフェザー級へアップし、合わせてREDルールからBLACKルールに転向したが、2021年1月の第一戦で大脇武に判定負けを喫した。

 銀次は福岡在住の選手で、九州プロキック・フェザー級王者、TENKAICHI同級王者、大和57.5kg王者の三冠王。戦績は15勝(6KO)3敗2分。宮田充KNOCK OUTプロデューサーが「2月14日の九州プロキックで初回KO勝ちで3本目のベルトを手にした選手。福岡在住で東京では試合をしていないが、九州の大会で栗秋祥梧選手と2度対戦して延長戦の末に2勝している。福岡で見させてもらっていいKO勝ちだったのでこのカードを調整した」と太鼓判を押す選手だ。


 会見には小笠原のみ出席。「ずっと結果を出せていなくて、それが不甲斐ない。めちゃくちゃ悔しい。絶対に勝ちたいです。勝ちと結果に凄い飢えています」とコメント。

 銀次の印象は「気持ちの強いファイターだと思います。しっかりした基本的なキックボクシングが出来る選手。何が何でも勝ちたいので、勝ちと結果に本当に飢えています。銀次選手は東京の試合で何が何でも勝ってのし上がってやろうという気持ちがにあると思うので、気持ちと気持ちのぶつかり合いになると思います」と評した。

 前回の敗戦については「新しいことにチャレンジして収穫もあり、ダメなところも分かりました。足りないところが分かりましたね。理想を100だとしたら今はまだ30くらい。そんな状態ですね」と、課題も見えたようだ。


 前回に続いて初参戦の選手を迎え撃つということで、試される一戦となる。小笠原は「もう1回日本のトップに上がっていきたいなら、ここで潰さないといけない」と意気込みを語った。

 そして「ここ最近結果を出していませんが、僕のこと忘れないでください。今、必ず這い上がることを全力でやっていますし、ハードなトレーニングを今日来る前もしてきて準備しています」と、ここから這い上がっていくと宣言した。

 なお、銀次からは「初めてKNOCK OUTのリングで試合ができることを嬉しく思っています。相手は身長が高くて手足が長い印象です。会場全体が盛り上がるような試合をしたいです。九州からやってきました! 必ずファンの皆さんの記憶に残るようなアツい試合をします」とのコメントが寄せられた。

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