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【DEEP JEWELS】最年長でトーナメントに臨む佐藤絵実「初戦に全てをぶつける。40代は少し違います」

2021/03/05 21:03
【DEEP JEWELS】最年長でトーナメントに臨む佐藤絵実「初戦に全てをぶつける。40代は少し違います」

1月で40代になった佐藤だがまだまだやる気十分

 2021年3月7日(日)東京・後楽園ホール『skyticket Presents DEEP JEWELS 32~アトム級GP2021開幕戦~』から、前王者・前澤智が引退のため返上した第7代DEEP JEWELSアトム級(-47.6kg)王座を8名の選手が争う「アトム級GP2021」が開幕する。

 当初出場が決まっていた永尾音波(AACC)は怪我で欠場となり、佐藤絵実(毛利道場)がトーナメント出場のチャンスを得た。1回戦では青野ひかる(ストライプル新百合ヶ丘)と2017年12月以来の再戦が決定(2R1分43秒、佐藤が腕十字で勝利)。


 佐藤は小学生の頃に剣道を始め、中、高校時代には山口県大会で優勝を果たすなど県内の有力選手として活躍。大学卒業後に剣道を辞めると共に結婚して二児の母となるが、総合格闘技を始めて1年半で韓国のROAD FCにてプロデビュー。当時人気を誇ったソン・ガヨンと対戦した。プロ2戦目にしてDEEP女子フライ級の絶対女王しなしさとこと対戦して連敗を喫したが、2017年6月にプロ初勝利を飾ると青野ひかる、古瀬美月ら若手ホープから一本勝ちを奪って4連勝。

 しかし、2019年3月のDEEP JEWELS後楽園ホール大会でアム・ザ・ロケット、10月にパク・ジョンウン、2020年2月に「DEEP JEWELSミクロ級初代王座決定トーナメント」1回戦で再びアムに敗れて3連敗中。

「今回は出場する予定ではなかったんですけれど、永尾選手の欠場でお話をいただいて『これは出る運命なんだろうな』と思って、思い切って挑戦することにしました」と、出場を決めたという佐藤。


 トーナメント組み合わせ抽選会では8番を引いたため対戦相手を選ぶ余地はなかったが、「トーナメントで優勝するためには誰と当たっても勝たないといけないので、特に誰とやりたいというのはなかったです」と誰でもよかったとする。

 自動的に青野との対戦が決まったことには「対戦相手が青野選手と決まって、“ああ、ここでまた対戦するんだ”って正直思いました」と言い、「とにかくテイクダウン力とキープ力がずば抜けているなって感じなので、3年前に一度対戦していますが、もう別人だと思って戦います」と前回勝ったという驕りはない。

 トーナメントメンバーを見て「単純に皆さん強いので勝ちたいと思っています」と、このメンバーの中で勝ち上がりたいとするが「まだ優勝は意識していません。青野選手との初戦に全てをぶつけていこうと思っています」と目の前の試合に集中。


 今回は約1年1カ月ぶりの試合となるが「前回まではとにかくフィジカル負けしている部分が凄く多かったので、とにかく走り込みとフィジカルトレーニング、あと基本をしっかりやってきたのでそれを試合に出せたらいいなと思っています。あと私、40代になったので(笑)。40代は少し違います」と、1月31日に40歳となったことで違う自分を見せたいと語った。

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