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【K-1】高梨knuckle美穂、相手の発言に腹立った「相手が悶絶して苦しんでいるところを見せます」

2021/03/05 18:03
 2021年3月28日(日)東京・日本武道館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K'FESTA.4 Day.2~』にて、スーパーファイトのK-1女子ミニマム級3分3R延長1Rで、元NJKFミネルヴァピン級王者MARI(ナックルズGYM)と対戦する第2代Krush女子アトム級王者・高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM)が、5日(金)都内所属ジムにて公開練習を行った。  高梨は2018年9月に『KHAOS』でプロデビューし、強打を武器に4戦全勝(2KO)。2019年5月の第2代Krush女子アトム級王座決定戦でC-ZUKAをKOして王座に就き、同年10月にはパヤーフォン・アユタヤファイトジムを延長戦の末に降して初防衛に成功している。Krush女子アトム級王座は返上し、一階級上の女子ミニマム級に転向すると2020年6月の真美戦でダウンを奪って勝利。9月のK-1ではMIOを判定で降し、K-1の洗礼を浴びせた。戦績は6勝(2KO)無敗。 「今はけっこう疲労のピークでミットが大丈夫だったかなって不安でしたが、順調に追い込めていて倒せる自信は凄くあります」という高梨だが、そのミット打ちでは軽快なリズムで多彩なパンチ、左右のミドル&ローキック、そしてヒザ蹴りを披露。 「最近は蹴りとヒザでも倒せるような感じで練習しています。あとポジションにも注意して。蹴れたらパンチも当たると思うのでより一層KOの確率が上がると思います。手応えはかなりありますね。今戦ってもいいくらい。倒せます」と、自慢の強打をさらに活かすため蹴りを磨いてきたという。  蹴りは当初対戦が決まっていたペッシーニン・ソー.プアントーン(タイ)対策のためかと聞かれると、「蹴り負けないように練習はしていましたが、相手が変わったからといって練習が変わることはないので。自分に欠けているものをやっているのでそこは変わらないです」と、元々欠点を補うためだったと答えた。  対戦するMARIについては「試合が決まってから映像は1~2回しか見てないです。パンチで来るイメージしかないですが、そんなに威力はなさそうな気がします。パワーは確実に私の方が上。なおかついろいろな技を見せて倒すという試合がしたいです」と、MARIが得意とするパンチは恐れるに足らずとの構え。  2月に行われた会見は所用により欠席したが、「最近の試合は守りに入った試合をしてたから、1Rから倒しに行きます」とのメッセージを寄せた高梨。その真意を聞くと「最近は少し余裕が出てきて、自分が戦える距離が変わって安全な距離で、相手の攻撃が当たらない距離で戦っていたのでそういうところですね。前に行って“ここで”というのができていなかったので今回は必ず見せます」と、攻めの姿勢を見せたいとする。 「最初はタイの選手が相手ということだったので意気込んでいましたが、日本人に代わって(モチベーションが)少し落ちましたけれど、でも練習には支障が出てないです」と気持ちの切り替えもできているようで、「全部において勝つということです。パンチもテクニックも、相手の攻撃が全然当たらなくて自分の攻撃が当たる形にもっていきます。1Rから行くつもりでいるので倒します」とKO宣言だ。  約半年ぶりの試合となるがこの先は「この試合に勝って、最初に組んでいただいたタイの選手とやってもいいし、トーナメントを組んでいただいてK-1ミニマム級のベルトが今年中に欲しいです。そこを目指しています」と、新設が予定されているミニマム級王座に狙いを定めている。そのためにはこの試合でのアピールが必要だが「なのでKOで倒す。パンチだけじゃないぞっていうのを見せて倒したいです」と、KOでアピールするつもり。  自身のSNSでは、会見でMARIが「負けてばかりの私が」とのフレーズを繰り返し使ったことに腹が立ったらしく「負けてばかり負けてばかり負けてばかりって…笑。今までで1番最悪な負け方をしてもらうから覚悟しとけ」と怒りの投稿をしていた。「イライラしましたね。負けてばっかりのヤツがK-1のリングに立つのかって腹が立って。今回も負けてもらうつもりですけれど、2度とリングに立ちたくならないようにさせてやります」と言い放つ。  また、同じく自身のSNSでは男性タイ人トレーナーの全力パンチをボディで受け、微動だにせず立ち続けるという腹筋トレーニングの動画を公開した。 「あれは週に1~2回やっています。その日のコンディションによりますが、全然耐えきれます(笑)。耐えられる時の方が多いです」と笑い、強靭な腹筋を始めとする肉体は「ウエイトトレーニングとキックボクシングの練習、両方の成果だと思います。普通の腹筋もやっています。自重トレーニングを中心にやっていますね」と特別なことをしているわけではないとした。  また、高梨は「フォームに気を付けている」という。ムエタイのトレーナーだけあってフォームの奇麗さを重要視しているようで「そういう部分でも教えていただいて、ミットで追い込んで、パワーは前より付いていますね。前よりはフォームも奇麗になっています」と、正しいフォームが強い技を生み出すとの教えを守っている。  MARIとは親交のある選手がすでに対戦しており、判定勝ちしている。高梨は「そこは意識しています」と言い、「差別化する意味でもやっぱりKOで。パンチだけでは倒したくないので蹴って、今回はヒザ蹴りを当てたい。相手が悶絶して苦しんでいるところを見せます。女子の試合ではボディでのKOがあまりないので憧れています」と、ボディ攻めによる悶絶KOで仕留めたいとニヤリと笑った。
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