2021年3月7日(日)東京・後楽園ホール『skyticket Presents DEEP JEWELS 32~アトム級GP2021開幕戦~』から、前王者・前澤智が引退のため返上した第7代DEEP JEWELSアトム級(-47.6kg)王座を8名の選手が争う「アトム級GP2021」が開幕する。
大会のメインイベントでDEEP女子ミクロ級王者・大島沙緒里(AACC)と対戦するのが、富松恵美(パラエストラ松戸)だ。富松は2006年10月にプロデビューした、参加メンバー中一番の大ベテラン。2014年2月にはDEEP JEWELSライト級暫定王者となったが、今回のトーナメント出場にあたっては複雑な想いもある。
「正規チャンピオンになるチャンスが来た! と、嬉しいのと反面、コロナ禍による自粛で韓流ドラマを観たりする事にハマり、歳により身体の不調もあり、出場を悩みましたが、若者に負けられないし、リベンジしたい選手もいるし、暫定じゃなく正規チャンピオンになるラストチャンスと思い奮い立ちました」と、トーナメント出場を決めた理由を話す富松。タイトルは獲ったものの“暫定”というのがずっと心に引っかかっていたのだという。
トーナメントの組み合わせ抽選会では、自ら進んで大島との対戦を選んだ。その理由は「どうせチャンピオンになるなら、強い人を倒したいという気持ちと、戦った事がないというところから選びました」と、大島がベルトを持っているためと初対戦ということから。大島の印象を聞くと「優しいけど、強いお母さん! 私より全然若いけど(涙)」との答えが帰って来た。
出場選手全員を見て「8人集めてくれたのはさすが! ですね…」と8人も揃ったことを喜び、「そりゃあ出るからには勝って、優勝して、ベルト巻いて、賞金頂きます! CASH大好き 韓流スターも」とベルトはもとより大好きなキャッシュと韓流スターのために頑張ると“半熟女”っぽい回答も。
「韓流にハマり、韓国料理ばかり作って食べてるので、今までの私とは何か違う事は間違いないでしょう。ゴールドジムでのウエイトも欠かしてません! 筋肉は嘘をつかない!」と、韓流パワーとウエイトトレーニングで鍛えたダブルパワーで新鋭たちを迎え撃つ。
そして最後に「私の生き様の試合を是非会場まで観戦に来てください」とメッセージを送った。