KNOCK OUTフェザー級をけん引する安本。9連勝を懸けてペットシラーと対戦する
2021年3月13日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT~The REBORN~』にて、元プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者&TOYOTA HI-LUX REVOスーパーバンタム級トーナメント優勝者ペットシラー・FURUMURA-GYM(タイ/FURUMURA-GYM)を迎え撃つ、KNOCK OUT-REDフェザー級(-57.5kg)王者・安本晴翔(橋本道場)のインタビューが主催者を通じて届いた。
いま一番欲しいものは「知名度」
──今回、ペットシラー選手と対戦が決定しました。相手の情報はどれぐらい入っていますか?
「映像は軽く見たんですけど、蹴りがすごくうまくて首相撲とかヒジが得意な選手だなと思いました。実際にどうかは、やってみないと分からないですけど」
──自分としてはどう戦おうと?
「タイ人はちょっとクセがあるので、そこを自分なりに対処して最初のうちにそのクセを見抜いて、自分のペース、自分の距離に持っていければ、勝ちは掴めるのかなと思います」
──そうするにあたって、3Rという試合時間はどうですか?
「タイ人はやっぱり5Rの方が強いかなとは思うんですけど、3Rなら3Rなりの戦い方をしてくると思うので、そこを自分なりに考えて、当日相手がどう来ても対応できるような感じでいきたいですね」
──最終的にはどう勝ちたい?
「最終的にはKOしたいです」
──安本選手の中では、KOというのは常に目指しているものですか?
「目指しすぎると体が固くなって緊張してしまうので、そこは何にも考えずにとりあえず戦って、チャンスと思ったら倒しにいくようにしたいです」
──以前に比べたらKOも増えてきたと思います。それは、KOにつなげる試合運びができてきたということですか?
「そうですね。どうやってペースを掴めばいいかというのが分かってきて、この8戦ぐらいで倒せるようになってきたなと思います」
──今回は『KNOCK OUT』の仕切り直しの大会になります。このところ、“エース争い”が活発化してきていますが、その部分についてはどう考えていますか?
「自分としては、常にその日のどの試合にも負けない試合をするという気持ちでやっているので、エースとかエースじゃないとかは関係なく、その1試合をどうやって面白くさせるかというのが一番ですね。だからエース争いというのは気にしてないです」
──一番面白い試合を続けていれば、勝手についてくる?
「そうですね。それができていれば、周りがそう言ってくれると思うので、それならそれで盛り上げられればいいと思います」
──その部分で、特に龍聖選手からのアピールが続いてますよね。実際どう感じてますか?
「全然いいと思います。実際、龍聖選手は強いし、KOしての連勝はすごいので、僕もそんな彼から狙われる立場に立っているのかなという実感しかないです」
「いや、僕は煽られるのは苦手なので、イヤではあるんですけど(笑)、そこは軽く受け流して、やるとなったらやるよという感じです。このまま勝ち進んでくれたら、いずれはやる相手かなとは思っているので」
──そうなった時には、勝つ自信はある?
「負ける自信があったら負けちゃうんで(笑)。選手はみんな勝つことしか見えてないので、そこは龍聖選手も同じだと思います」
──これが今年一発目になりますが、ここからどうしていきたいですか?
「今はタイ人との試合が続いているので、とりあえず日本の同じ階級で知名度がある選手とやっていきたいです。やりたい選手はいますけど、どうなるかは分からないので」
──この先、選手として身につけたいものというのは何でしょう?
「今は知名度がほしいですね。知名度がないと、注目カードも盛り上がらないと思うので。知名度を上げて、本当に強い選手とやって、どんどん上に上がっていきたいです。他団体の有名な選手とか、僕より強い選手はまだまだいると思うので、そういう選手たちを全員蹴散らしていけたら、知名度もだんだんついてくるのかなと思います」
──それができるだけの実力はついている自信があると。
「もう大丈夫なのかなって思います。もうそろそろ動いてもいいんじゃないかなという感じです。前までは全然なくて、『自分なんかまだまだじゃないか』『倒せないからダメなんじゃないか』とかいろいろ考えてたんですけど、最近、タイ人といっぱい試合して、縮こまっててもしょうがないなと思うようになりました。何事にも挑戦しないといけないなと思っていて、キックも20戦ぐらいしてきたので、もうそろそろいいかなと」
「ウチのお母さんの作るガウンですね。あと試合内容は確実に面白くするので、そこは見てほしいです」
──分かりました。ガウンにも注目しておきます。