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インタビュー

【K-1】怪我からの再起で“進化”した近藤魁成「僕が構えた時点で見ている人たちに伝わるぐらい相手とは差がある」

2021/02/18 21:02
 2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K'FESTA.4 Day.1~』で、マキ・ドゥワンソンポン(タイ/真樹ジムAICHI)と対戦する近藤魁成(大成会館/キックボクシングジム3K)のインタビューが主催者を通じて届いた。  近藤は幼少期より空手を学び、難病を克服して2017年に高校1年生でK-1甲子園を制覇。2018年3月にプロデビューを飾り、2018年K-1甲子園を連覇。2019年5月、木村“フィリップ”ミノルのKrushウェルター級王座に挑戦し、KO負けで初黒星を付けられたが、ヒザ蹴りでダウンを先制してあわやの場面を作り出した。11月のK-1ではKrushスーパー・ウェルター級王者ジョーダン・ピケオーの牙城に挑んだが、2R2分40秒、KO負け。2020年8月には「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」に出場するも決勝でアクシデントによりTKO負けを喫し、またも王座に手が届かなかった。戦績は5勝(4KO)3敗1分。 ここはしっかり1RKOで勝ちたい ――昨年8月のKrush後楽園大会、第7代ウェルター級王座決定トーナメント決勝でTKO負けして以来の試合となりました。あの時は右手の負傷によるレフェリーストップでしたが、今右手はどのような状況ですか? 「対戦カード発表会見の少し前から右のパンチが打てるようになったところです」 ――改めて怪我はどんな状況だったかを教えてください。 「準決勝が終わった時点で拳を痛めていて、決勝戦で折れたという感じです。骨折としては3カ所が折れていて、骨はくっついたんですけれど、痛みがなかなかひかなくて。痛みがひいてからパンチの練習を再開しました」 ――試合後はどんな心境でしたか? 「試合直後は“すぐやり返そう”という気持ちが湧いたんですけれど、日に日にそういう気持ちがなくなってきて。山際(和希)選手と再戦するのではなく、もっと強い相手や海外の選手と試合をして勝っていきたいと思うようになりました」 (写真)2020年8月の山際戦で、自ら放った右フックで負傷した近藤――昨年は近藤兄弟のジム「3K」もオープンして、新たな練習の拠点ができました。その影響も大きいのではないですか? 「今までとは全然違いますね。場所も広いのでいろんなトレーニングができるし、みんなで追い込みができたり、練習環境ががらりと変わりました」 ――SNSでは復帰に向けて「かなり変わった」と言及されていましたが、どんな風に変わってきているのですか? 「今までいろんなトレーニングをやってきて、それがやっとまとまったというか、成果が出てきた感じです。僕が試合で構えた時点で、見ている人たちに伝わるぐらい、相手とは差があると思います」 ――改めて対戦相手のドゥワンソンポン選手には、どんな印象を持っていますか? 「海外の選手とはあまりやったことがないのですが、ここはしっかり1RKOで勝ちたいと思います」 ――K-1ウェルター級は現在王座が空位で、野杁正明選手や階級を上げてくる安保瑠輝也選手といった強豪が揃っている階級です。 「自分も早く野杁選手や安保選手のところまで行って、勝っていかないといけないと思ってます。今はまだそのレベルにいないかもしれませんが、いずれは絶対に勝ちます」 ――それでは最後にファンのみなさんへのメッセージをお願いします。 「今までいろんなトレーニングやってきて、やっと自分が変わってきたという実感があります。それを試合で見せて、僕にK-1を任せてもらえるような存在になりたいです」
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