MMA
レポート

【RIZIN】トータルファイター朝倉未来がグスタボからダウン奪取! テイクダウンも奪い判定で完勝「Bellatorのフェザー級トーナメントにも興味あるし、ライト級に中心選手がいなければ俺を中心に68kgでどうですか」

2019/04/21 18:04
朝倉未来は2018年8月からRIZINに参戦し、元修斗世界ライト級王者・日沖発、ACB参戦経験のあるカルシャガ・ダウトベック、元修斗世界フェザー級王者・リオン武を相手に3連勝中。過去にはROAD FCでも勝利を収めるなど、国際戦でも勝負強さを発揮し、確かな進化も見せている。 今回の対戦相手は、ヴァンダレイ・シウバ推薦のルイス・グスタボ。2018年8月には矢地祐介を2R KOに下すなど、MMA9戦無敗で4KO、5つの一本勝ちを誇る脅威のフィニッシャーだ。 弟の海とともにRIZINで連勝中の未来だが、海の対戦相手のジャスティン・スコッギンスが負傷欠場で試合が中止に。兄の未来は「弟の試合が無くなったことは影響はない。海はセコンドにつく」という。 未来は今回の試合に向け、「レスリングを中心に、HEARTSのレスリング練習にも週1回行ってやりこんできた」「俺のカウンターをもらってもグスタボは突っ込んで来れるか」と語っていた。▼第6試合 68kg契約 RIZIN MMAルール 5分3R○朝倉未来(67.95kg/トライフォース赤坂)[判定3-0]×ルイス・グスタボ(67.8kg/ブラジル) サウスポーの朝倉。グスタボはオーソから大きな右から右ハイ!  もらった未来。グスタボは前へ! そこにカウンターを狙う未来は両脇を差してテイクダウン! かんぬきのダブルオーバーフックで抱き着くグスタボは凌ぐ。ブレーク。 左手を開いて伸ばすグスタボ。その手が未来の右目に。未来も右のカウンターを合わせに行く。未来の右目をチェックして再開。 左の前蹴りで牽制するグスタボ。さらに右を伸ばして未来をコーナーに詰めると未来はダブルレッグへ。グスタボは左で頭を抱えギロチンも未来は片足を超えハーフにし、極めを防ぐ。 スタンド再開。グスタボの右に左アッパーを合わせに行く朝倉。さらにボディロックからテイクダウン! 片ヒザをマットに着くグスタボのバックを奪い、背後からヒザを突きゴング。 2R、未来は左ミドル! さらに左の跳びヒザ蹴り。それを受け止めた未来はテイクダウンからコーナーで立とうとするグスタボをケージレスリング同様に頭でグスタボを押さえていく。手首を持つグスタボ。ハーフから細かいパウンドは未来。 しかし立つグスタボは大きな右。未来も左アッパーを狙う。左インローは未来! しかしグスタボも大きな右を強振! 未来は詰まりながらも左のヒザ蹴り・テンカオを右わき腹に突きさすと、さらに右フックでダウンを奪う! エプロンの外に出るグスタボに注意。勝負に出たグスタボ。ワンツーで前へ! 未来も回りながらさばくと左ハイ! ブロックするグスタボも右のダブルで前へ。 3R、ワンツーで前に出るグスタボ。しかし未来もしっかり距離を取り左をグスタボの右をかわして左を当てる。グスタボのスーパーマン、後ろ廻し蹴りもかわす。しかしグスタボも左右で前進、大きな右が未来をとらえる。未来もここは打ち合いに応じ、ダブルレッグテイクダウン! グスタボの身体がロープ間から外に出てブレイク。レフェリーは再び注意。前に出るグスタボに未来もかわして左を放ちゴング。 前歯を折った朝倉未来だが、階級上の68kg契約ながら未来が強打のグスタボ相手に決定打はもらわず、ダウンを奪取。組みでも抜群のタイミングでテイクダウンを決め、判定3-0で完勝した。 リング上で未来は「前歯折っちゃったよ」と苦笑。さらに「今日の試合に言葉はいらないでしょう! みんな応援ありがとう」と駆け付けた大応援団に挨拶した。 試合後、バックステージで未来は、「2、3Rは僕が取った」「俺がテイクダウンを取って、相手にテイクダウンを許さなかった」「当日の体重差はあってもフィジカル差は感じなかった」「倒したかった」「Bellatorのフェザー級トーナメントにも興味あるし、ライト級に中心選手がいなければ俺を中心に68kgでどうですか」と語った。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.334
2024年9月21日発売
UFCデビューの朝倉海をビリー&エリーHCと共にインタビュー。またUFC6連勝で1位ロイヴァルと戦う平良達郎、DJの引退インタビュー、期待のプロスペクト、格闘技の新しいミカタを特集!
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント