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【K-1】栃木県初のK-1王者目指す「卜部功也は前の(時代の)選手。これからは“蓮實光が活躍する時代”」

2021/02/17 17:02
 2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター『K'FESTA.4 Day.1』にて、第2代K-1 WORLD GPライト級王者&初代スーパー・フェザー級王者の卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦する蓮實光(パラエストラ栃木)が公開練習を行った。  蓮實は総合格闘家でもあり、Krushには2018年6月から参戦。パワーを活かしたファイトスタイルで4勝(2KO)2敗の戦績をマークし、2020年3月には東本央貴とダウンを奪い合う試合を演じてKO勝利。7月には大沢文也からも3度のダウンを奪ってKO勝ちしているハードパンチャーだが、12月大会では朝久泰央にKO負けを喫した。戦績は5勝(3KO)3敗。  公開練習として蓮實は栃木・大田原神社での階段ダッシュを披露。蓮實にとって、この場所は自分の出身地でありパワースポット。太田原神社は毎年初詣に訪れる馴染みの地でもある。「栃木初のK-1王者になる」と公言している蓮實らしい公開練習と言える。  階段ダッシュを公開練習として披露したことには実践的な理由もある。前回の朝久戦で「自分は明確にスピードがなくて、(パンチが)当たらなかった。自分にはスピードが足りないことが明確に分かった」とスピード不足を痛感。それを克服するために取り入れたのが、階段ダッシュをはじめとする瞬発系のトレーニングだ。  太田原神社での階段ダッシュを含めて、週2回の瞬発系のトレーニングを練習メニューに追加し「パンチのスピードやステップの出入りのスピードも変わった。今までとは違ったファイトスタイルになると思います」。剛腕にスピードが加わった新スタイルに手応えを感じ「化けた蓮實光に注目して欲しい」と自信たっぷりに語った。  対戦相手の卜部の印象を聞かれると「栃木県民でも蓮實光より卜部功也選手の方が知っている人が多い。(技術面では)素晴らしい選手、2冠達成して実績もある」と評した蓮實。卜部といえば“アンタッチャブル”(触ることができない)の異名を持ち、これまで数々の世界の強豪を倒してきた完全無欠とも言えるスタイルだ。  その功也を相手にしても「今まで通りパワーを活かしつつ、新たに身につけたスピードで対抗する。試合で対峙すれば、功也選手は『あれ?思っていたのと違う!』となると思います」と自信は揺るがない。  そのうえで「今回は良いマッチメイクだと思うし、僕はK-1王者の称号を持ち帰ることが目標。落としたらいけない大事な試合で、きっちり勝ちます。(卜部は)踏み台じゃないですけど、自分の中では前の(時代の)選手。これからは“蓮實光が活躍する時代”と思っているので、勢いでも何でも自分の方が上ですね」と闘志を燃やす。 「2021年は蓮實光の時代にします。栃木県初のK-1王者、蓮實光にしか出来ないことをやるというのが目標。今年K-1王者の称号を背負って、世界と戦いたい。次ゴンナパー選手がタイトルマッチで誰と戦うかは分かりませんが、功也選手に勝ってタイトルに挑戦できるように仕上げていきたい」と大きな野望を語った蓮實。  最後に対戦相手の卜部に向けて「覚悟しておいてください。今までの蓮實光と違うので、研究や対策をしてると思うけど、全てひっくり返します」とメッセージを送ると、改めて「これからは蓮實光の時代だということを証明する」と力強い言葉で締めた。
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