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【RIZIN】大雅が2021年初陣でタフネス誇る四冠王・小川翔と対戦、小川は「勝って僕がRIZIN常連選手になります」=3・21『RIZIN.27』

2021/02/17 13:02
【RIZIN】大雅が2021年初陣でタフネス誇る四冠王・小川翔と対戦、小川は「勝って僕がRIZIN常連選手になります」=3・21『RIZIN.27』

泥沼の3連敗から脱した大雅(左)が、タフネスで知られる四冠王の小川と対戦 (C)RIZIN

 2021年3月21日(日)名古屋・日本ガイシホールで開催される『RIZIN.27』の追加対戦カードが発表された。新たに発表されたのはキックボクシングルールの3試合。


 61.0kg契約3分3Rで、第3代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の大雅(TRY HARD GYM)と4冠王・小川翔(OISHI GYM)が対戦。

 大雅は2012年1月に16歳でプロデビューし、2014年8月にKrushスーパー・バンタム級王座を奪取。2016年にはK-1 WORLD GP -60kg日本代表決定トーナメントで優勝し、翌2017年2月にはK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座を奪取した。RIZINには2018年9月から参戦。2020年8月の『RIZIN.23』で原口健飛にまさかの初回KO負けを喫するなど泥沼の3連敗を経験したが、11月の『RIZIN.25』でDEEP☆KICK -63kg王者・山畑雄摩を判定で破り、復活の狼煙をあげた。戦績は21勝(6KO)12敗。


 小川は2009年に15歳でプロデビューし、WBCムエタイ日本ライト級王座、HOOST CUP日本スーパーライト級王座、蹴拳ムエタイスーパーライト級王座、REBELS-MUAYTHAIライト級王座など数々のタイトルを獲得。これまで木村ミノル、麻原将平、高橋幸光など名立たるトップファイターに勝利してきたテクニシャン。小学生で極真世界王者に輝くなど空手のバックボーンに裏打ちされた下段蹴り(ローキック)の強さには定評があり、高い防御力とタフネスに優れているが、今年1月の『RISE 145』で北井智大に2度のダウンを奪われて敗れ、今回が再起戦となる。RIZINには2018年8月の海人戦以来の参戦。


 両者ともフィジカルの強さに裏打ちされたパンチ&ローキックを主体としたタフなファイトを展開するタイプだけに、接戦が予想される。

 大雅は「皆さんこんにちは。RIZIN.27の参戦が決まりました。やっと試合出来る事にワクワクしています。相手もタフな選手ですが、倒して進化した所を見せます。楽しみにしていてください。応援よろしくお願いします!」と小川を倒すとコメント。小川は「今回大雅選手に勝って僕がRIZIN常連選手になります。地元名古屋の試合だし必ず勝ちます。良い試合しましょう」と、大雅に勝ってレギュラー参戦の座を狙うとの目標を口にした。


 53.0kg契約3分3Rでは、MAX FCフライ級王者でシュートボクシング日本バンタム級3位の佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ名古屋)vsWMCインターコンチネンタル・バンタム級王者・國本真義(MEIBUKAI)が決定。

 佐藤は2016年3月にシュートボクシングでプロデビュー。6戦目の2016年12月に香港でWMC I-1 54kg王座をTKO勝ちで獲得。2017年8月には同-51kg王座も獲得して2階級制覇を達成した。2017年9月の笠原友希戦から6連敗を喫したが、2018年9月に勝利。2019年6月には韓国でMAX FCフライ級王座も獲得した。しかし、現在は川上叶、伏見和之、そして2020年11月の『RIZIN.25』での政所仁戦と3連敗中。戦績は9勝(5KO)14敗。兄は初代DEEPストロー級王者のカン・サトー。

 國本は幼少より空手を習い、15歳の時にキックボクシング転向した。関西のリングを主戦場とし、アクセル、ホーストカップ、シュートボクシング、REBELS、BOMなど数々の団体に参戦しキャリアを重ね、現在までに47戦24勝19敗4分と経験豊富なベテランファイター。2017年9月のホーストカップ名古屋大会ではRIZINにも出場したことがある憧れの瀧谷渉太から1Rにダウンを奪い、判定勝ち。2020年12月のWMCインターコンチネンタル・バンタム級王座決定戦ではWMC日本バンタム級王者・稔之晟に得意のローキックと前蹴りを多用し、パンチとのコンビネーションで終始攻め続け、フルマークの判定勝ちで王者に輝いた。RIZINには初参戦。

 佐藤は「昨年RIZIN大阪城ホール大会に続き参戦となりました。まずは名古屋で勝利し、次の大阪、東京と連続参戦を求められるくらいのスカ勝ちを狙いたいと思います。僕にしかできない戦い方で今回もアグレッシブにいきます! RIZINで佐藤執斗の名前を覚えてもらったら、兄貴である初代DEEPストロー級王者カン.サトーと兄弟参戦を目論見たいと思います」と、スカ勝ちでの浮上を狙うとコメント。対する國本は「RIZIN初参戦ですが、軽量級ならではのスピード感溢れる試合をしてしっかり盛り上げます! 応援よろしくお願いします」と好試合を約束した。


 そしてオープニングファイトとして、55.0kg契約3分3Rで内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM)vs HIROKI(Y'ZD南堀江GYM)が決定。

 内藤は豊橋の最強三兄弟の長男(次男はONEで活躍中の大樹、三男は啓人)。16歳の時に空手からキックボクシングに転向し、アマチュア時代は15勝2敗3分、アマチュアシュートボクシング全日本選手権優勝。2014年4月にSBでプロデビューを果たし、2019年1月の『DEEP☆KICK 38』では-55kg級王座決定戦でRIZINにも出場したことがある拳剛に判定勝利して王者に輝いた。2020年12月の『RISE 145』では知花デビットと打ち合いの末にKO負けを喫しており、今回が再起戦。現在はSB日本スーパーバンタム級2位。

 HIROKIは沖縄出身のキックボクサー。プロデビュー後、ここまで8年のキャリアで戦績は14戦7勝7敗。現在はトレーナー、そしてジムのマネージャーとして若手たちを支える存在だが、アマチュア時代からテクニックには定評があり、得意とする攻撃はミドルキック。沖縄の大会や『BOM』などに出場している。

 内藤は「今回はRIZINのリング、そしてさらに地元・名古屋で試合ができることを光栄に思います。自分は格闘技人生を本気で変えたいと思っているので、必ずこのチャンスをモノにしたいと思います。会場に観に来てくれた皆さんにビッグインパクトを残してまたRIZINに呼んでもらえるような試合をしますので、応援どうぞ宜しくお願い致します!」、HIROKIは「チャンスを掴み取り、感動を与えられる面白い試合を目指します!」と、それぞれ意気込みを話している。

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