2021年2月9日(日本時間10日)に、バイアコムCBS傘下の「Showtime」との独占契約および上半期の大会スケジュールを発表したBellator。4月2日のモヒガン・サン・アリーナ大会を皮切りに、9日、16日と4月に3大会。5月から月2大会となり、年間25大会がShowtimeでライブ中継される。
パトリシオ・“ピットブル”・フレイレvs.エマニュエル・サンチェスによるフェザー級GP準決勝から開幕し、ライトヘビー級GP、バンタム級タイトルマッチなどが行われるBellatorで「新機軸」の大会が行われる可能性が出来てきた。
会見後のZOOM取材で、スコット・コーカー代表は、2021年4月9日に開催の噂があった「ボクシングとMMAのクロスオーバーのダイナマイトイベント」について問われ、「ボクシングとMMAには、クロスオーバーした観客がいて、スティーブン(エスピノザ Showtimeスポーツ社長)が言う通り、クロスオーバーの試合はファンが望むようなものがあれば組みたいと思っている」と語ったのだ。
米国でHBOに次ぐボクシング中継の実績を持つテレビ局「Showtime」でのBellator中継はどうなるか。
会見では、プロボクシングやWWE、PRIDEの北米PPV中継やStrikeforceなどのメインアナウンサーを務めたマウロ・ラナーロの司会のもと、コーカー代表は、クロスオーバーイベントについて、「ボクシングとMMAに限ったことじゃなく、キックボクシングとMMAの場合もあって、さいたまスーパーアリーナでも、ヨーロッパでもBellatorキックボクシングで頻繁に仕掛けていることだ。私自身、2019年にダリオン・コールドウェルとキョージ・ホリグチがさいたまで対戦した場にいたが、あのときのメインがメイウェザーとテンシンだった。それをファンが歓迎して喜んでいる姿を見ている。だから実現可能なものだと感じている」と、語っている。
果たして、Bellator MMAとボクシングのクロスオーバーイベントは開催されるか。そして両団体の選手が交わることはあるのか。
コナー・マクレガーはプロボクシングライセンスを取得し、フロイド・メイウェザーとラスベガスで戦った。那須川天心はメイウェザーと「エキシビション」として戦った。そして、今度は人気YouTuberボクサー、ローガン・ポールがメイウェザーと戦うという。
レジェンドボクサーのチャリティマッチも行われるなか、大手プロモーションや専門テレビ局がどんな手を打ってくるのか、注目だ。なお、Bellatorの国際的な放送契約についてコーカー代表は、現在、各所と交渉中であることを語っている。