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2021年3月21日(日)名古屋・日本ガイシホールにて開催される『RIZIN.27』の会見が12日、都内にて行われた。
同大会では、ライト級相当の71.0kg契約(5分3R・ヒジあり)で、ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)vs.徳留一樹(パラエストラ八王子)、武田光司(BRAVE)vs.久米鷹介(ALIVE)の2カードが発表されている。
会見後、榊原CEOは、GP覇者トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)を頂点とする同級戦線について、「サトシが勝てば、4月にムサエフとサトシで『ライト級初代王者決定戦』を行いたい」と語った。
会見でサトシ(31)は、「本当はこの試合はちょっとやりたくないね。徳留とは前にQUINTETで一緒に練習して、チームも一緒だった。でも、しょうがない。私はRIZINの選手だから、誰でもRIZINで決まった選手と私はやります。あと、まだ私はRIZINのベルトを獲りたい。だから誰が来ても試合をします」と複雑な思いを語り、GP王者ムサエフについては、「徳留といい試合をして私は勝てるから、ムサエフ戦のいいテスト、準備(になる)。徳留に勝てなければムサエフにも勝てない。ムサエフはすごい打撃が強いけど、勝つことは出来る」と、王座獲得へ意欲を見せた。
サトシの王座戦を阻止する形になる徳留(33)は、RIZIN参戦の動機を「日本で“仕事”をしようと思って。海外だと1週間とか2週間の滞在(隔離)があるので」と、試合機会の多いRIZIN参戦を決めたことを語り、「去年までONE Championshipでやっていて、連勝中だったにもかかわらずRIZINに出ると言ったら快く送り出してくれて、RIZINでもサトシ選手という強い相手とやらせてもらえるのが凄く光栄です。QUINTETでサトシとチームを組んで一緒に戦った仲ですが、MMAでリングに上がればそれは違う話なので、しっかり今までやってきた技術を全部出していい試合が出来ればいいと思います」と意気込みを語った。
また、会見後にはSNSで「相手が強いのは十分わかってるけど、自分の力全部出して勝ちます!」と、力強く勝利宣言している。