強打のファイタータイプであるダウサコンを迎え撃つ玖村
2021年3月28日(日)東京・日本武道館『K'FESTA.4 Day.2』の対戦カード発表記者会見が、2月9日(火)都内にて行われた。
出場が発表されていたKrushスーパー・バンタム級王者の玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス) の対戦相手は、ダウサコン・モータッサナイ(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)に決定。
玖村は2018年1月にKrushデビューを飾り、同年に行われた第6代Krushスーパー・バンタム級王座トーナメントで優勝して王座に就いた。2019年6月にはK-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントに参戦するも決勝で武居由樹に敗れ、K-1 JAPAN GROUPでの11戦で唯一の黒星を付けられる。同年11月には林勇汰を破りKrush王座の初防衛に成功。2020年3月には無敗の金子晃大と注目の大一番を戦い、勝利を収めた。9月の2度目の防衛戦でも軍司泰斗を退け、武居が返上したK-1王座に最も近い存在と目される。戦績は16勝(7KO)3敗。
ダウサコンは元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級3位&元WPMF世界スーパー・バンタム級王者で、2017年~2018年にREBELSへ4度参戦した、強打が武器のムエタイ戦士。2018年4月27日に小笠原瑛作にKOで敗れWPMF王座を失った。最近では、ジャパンキック協会の2020年8月大会のメインに登場して、同団体のトップである馬渡亮太と引き分け、12月のREBELSでは栗秋祥梧から判定勝ちしている。戦績は90勝(8KO)48敗5分。
会見に出席した玖村は「やっと相手が決まって試合ができるので、タイ人とか関係なく倒します」とKO宣言。「1月の試合へ向けて練習していました。中止じゃないのでずっと練習していました。試合が延びた影響は特にないです」とクールなコメント。
ダウサコンの試合は「軽く見た」と言い、「タイ人独特のリズムとか身体の強さはあった。タイ人って感じですね」と多くは語らず、「相手のスタイルが変わっても倒し方を変えるだけなので、何も変わらない。相手がサウスポーからオーソドックスになったのでオーソドックスの倒し方をしたらええんやなって感じです」と、何も動じていない構え。
武居由樹のボクシング転向で空位となったK-1スーパー・バンタム級王座については「この階級で一番強いという自信と言うか確信があります。どういう状況になっても負けないと思います」と、今回のダウサコン戦をクリアーしてタイトル獲得に名乗りを上げたいとした。