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【K-1】篠塚辰樹が初参戦で小澤海斗と対戦「アホなことばかり言ってるのでKOして勝つ」と挑発するも小澤は乗らず

2021/02/09 21:02
【K-1】篠塚辰樹が初参戦で小澤海斗と対戦「アホなことばかり言ってるのでKOして勝つ」と挑発するも小澤は乗らず

RISEで活躍していた篠塚(右)が初参戦、迎え撃つは復帰戦の小澤

 2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター『K'FESTA.4 Day.1』の対戦カード発表記者会見が、2月9日(火)都内にて行われた。

 スーパーファイトの-59kg契約3分3R延長1Rとして、第2代Krushフェザー級王者・小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)vs篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)が決定。


 小澤は空手とアマチュアボクシングをバックボーンに2014年6月のKrushでプロデビュー。11戦目で武尊の相手に抜擢され、乱闘騒ぎを起こすなど武尊に喧嘩を売って注目を浴びた。2016年8月には大岩龍矢を破り、第2代Krushフェザー級王座に就く。武尊には2016年11月の初代フェザー級王座決定トーナメント決勝戦で連敗を喫するもののライバルとして君臨。

 しかし、西京春馬に連敗を喫して2戦目ではタイトルを奪われ、ジョージ・バレラ、芦澤竜誠にも敗れるなど大きく後退。覇家斗、鷹大に連勝して再び波に乗るかと思われたが、鷹大戦で左手拳を骨折し、2020年3月の約9カ月ぶりの復帰戦でもジャオスアヤイにTKO負けを喫した。今回は約1年ぶりの再起戦となる。戦績は14勝(7KO)8敗2分。


 篠塚は今回がK-1初参戦。ボクシングでアマチュア時代にインターハイベスト8の戦績を残し、プロ転向後はA級ボクサーとして3勝(2KO)1敗の戦績。プロボクシングから2018年2月にキックボクシング転向し、TEAM TEPPEN所属として2018年2月にRISEでプロデビュー。2019年5月の森本”狂犬”義久戦は因縁の対決として話題となったが、延長戦の末に敗れた。2020年2月のRISEでの平野凌我戦(初回KO勝ち)以来、試合から遠ざかっていたが今回約1年ぶりに復帰。戦績は7勝(6KO) 2敗。


 会見に出席した篠塚は「K-1参戦一発目でデカい大会で、相手はベルトを持っていた元王者なので美味しい試合。KOで勝ってこれからK-1フェザー級を荒らしていこうと思っています」と宣戦布告。対する小澤は「1年ぶりですがお待たせしました。いま美味しいって話がありましたが、RISEのワンちゃん(森本)との試合を見て、俺はワンちゃんより強いと思っているので逆に美味しいです。ありがとうございます」と、互いに“美味しい相手”だとした。


 その発言を聞いた篠塚は「RISEにいた狂犬ってアホと一緒でコイツもアホなことばかり言ってるので、今回はしっかりKOして勝とうと思っているのでよろしくお願いしまーす」と小澤を挑発。K-1参戦を決めた理由は「試合がしたいからです。それだけです。K-1はメディア面も強くて華のある選手がいるので自分がキャラで目立って行ければなと思っています」と答えた。

 この1年間は「遊んでばかりだったので、今年は格闘技に集中しようと思って大阪の方にも行ってきたのでその成果を見せてリングに上がれたらなと思います」という。K-1フェザー級のメンバーについては「軍司(泰斗)がいますね。仲がいいのでやりたくないんですけれど、チャンピオンの江川(優生)選手とは普通にやりたいですね。同じ日にタイトルマッチがあるので、そこでちゃんと勝ってもらってタイトルに近づきたいと思っています」と江川の首を狙うとした。


 小澤は1年ぶりの復帰戦について「自分を見つめなおすいい時間だったなと思いますね。格闘技を通して人としてもデカくなりたいと思っていたので、成長するいい機会だったのかなと思います。コンディションはバッチリです」とし、K-1常連選手として篠塚を迎え撃つ気持ちを聞かれると「いろいろ騒がれているじゃないですか。他団体どうのこうのとか。勇気あるなと思いますよ。褒めただけですね」と、篠塚の挑発には乗らない様子。


 それどころか小澤は、「スポンサーの甥が篠塚選手の凄いファンでサインが欲しいそうなので書いてもらってもいですか」と、色紙を渡してサインをもらうという和やかな雰囲気となって会見は終わった。

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