キックボクシング
インタビュー

【REBELS】日菜太に挑む海人「しっかり倒して、圧倒的な差を見せたい」日本70kg最強から世界へ

2021/02/09 15:02
 2021年2月28日(日)東京・後楽園ホール『REBELS~The FINAL』にて、REBELS-BLACKスーパーウェルター級タイトルマッチ3分3R延長1Rで王者・日菜太(クロスポイント吉祥寺)に挑戦するS-cup2018世界王者・海人(TEAM F.O.D)のインタビューが主催者を通じて届いた。  海人はシュートボクシング世界トーナメント『S-cup2018』で優勝するなどSBの絶対的エースとして活躍、65~70kgと幅広い階級で国内外の強豪を次々と撃破してきた。2020年2月、ブアカーオからの刺客ピンペットと8Rに渡る激闘を繰り広げ、スプリット判定で惜敗したが、8月の『RIZIN』でルクク・ダリに完勝。10月の『RISE』では緑川創に判定勝ち、11月のシュートボクシングでは喜多村誠にKO勝ちと再び勢いに乗っている。今後は70kgを主戦場にすると決め、国内トップの日菜太に挑む。 日菜太選手に『世界に行ってきてくれ』と言ってもらえるようにしたい ──1月24日には対戦カード発表会見に出席されていましたが、まずその時の服装がすごくカッコよかったですね。 「ありがとうございます(笑)。みんなスーツで来るかなと思ってたので、それとはちょっと違うフォーマルな格好でいけたらなと思って、あれにしました」 ──そういう狙いがあったんですね。普段から着るものにはこだわりが? 「そこまでこだわりはないですけどね。こないだみたいなフォーマルな格好もしますし、カジュアルな格好も普通にするので」 ──その会見で日菜太選手とも顔を合わせたわけですが、実際の印象はいかがでしたか? 「70kgで引っ張ってきた日本人の風格というか、そういうものはあるなあと感じました」 ──日菜太選手の試合というのは、どのあたりから見てましたか? 「昔のK-1 MAXに出ていた頃から普通に見てて、正直な話をすれば、その頃から左ミドルとかはすごいものを持ってるなあと思ってました。まあ、対戦することになるとかは全然考えてなかったですけど。そんな昔、僕がプロになる前からガンガンやってた選手なので、その左ミドルも勉強させてもらったというのも正直なところではあるんですけど、そういう選手を越えられる機会をもらったなあとは思ってますね」 ──70kgで戦うようになってからは、「いつかは対戦するだろう」という気持ちはありましたか? 「それはありましたね。『対戦したい』というより、僕が目指してるのは日本ではないので、世界に行くためにやっとかないとアカン相手だなと思ってたので、いつかはやるだろうなとは思ってました」 ──そういった選手との対戦となるわけですが、改めて、どう戦いたいですか? 「正直に言えば、今は蹴り勝つ自信ももちろんありますし、パンチなんかでは僕が圧倒的に勝っている部分もあると思うので。70kgでガンガンやってきた選手と、今70kgでやっていこうと思っている選手と、しっかり追い上げていく姿を、日菜太選手に見せたいですね。70kgをしっかり任せられるというところを、日菜太選手に見せつけたいです」 (写真)RIZINではMMAファイターのルクク・ダリに勝利──「時代はもう変わった」と認識させたいと。 「そうですね。日菜太選手に『世界に行ってきてくれ』と言ってもらえるようにしたいので。ギャラリーの皆さんにも、『海人やったらいけるな』と思ってもらえるような、そういう試合をしたいです」 (写真)日菜太と並ぶ国内70kg級トップの一人、緑川創にも海人は勝利している──70kgでの試合というのは、今のところご自分でどうですか? 「正直、今のところは問題ないです。最初の頃はパワー差というか、体がぶつかった時に『まだ自分は早いのかな』という感覚があったんですけど、65kgでやってた頃から『もう65kgでも67.5kgでも相手も見つからないし、上げないとダメだな』と思っていて体作りはしてきたので自信もつきましたし、今は何の問題もなく戦えてるなという自覚があります」 ──もう一つ、今回はヒジなしのBLACKルールになります。シュートボクシングではヒジありの試合でもいい勝ち方を見せていたりしますが、ヒジのあり・なしという点はどうでしょう? 「意識の部分で、ヒジありだと自由に戦えるなとは思うんですけど、なしでも全然戦えるので、どっちが得意とかはないですね。ヒジありが好きではありますけど、両方得意かなというのはあります」 ──今回、最終的にはどう勝ちたいですか? 「判定とかじゃなく、しっかり倒して、圧倒的な差を見せたいと思います」 ──勝ったら『REBELS』のチャンピオンということになります。『REBELS』という敵地に乗り込むという意識もあると思いますが、ベルトについては? 「『REBELS』に限らず、ベルトというものにそんなに興味があるわけではないんですが、こういう機会をもらえたのはすごくありがたいことなので、しっかり獲って、チャンピオンになったら『REBELS』も広めていけるようにしたいなとは思ってます」 ──ベルトが第一の目的というわけではない? 「そうですね。『REBELS』のベルトがほしいというよりは、日菜太選手と戦って日本で一番になって、世界に行くスタートがしたいというのが一番で、そこにベルトもついてくるなという感じです」 ──やはり今回、日菜太選手に勝てば、70kgでの日本最強と名乗れる? 「そうですね、対戦できる範囲では一番かなと思うので」 ──昨年8月には2年ぶりにRIZINにも出場して上がる舞台も広がっていますが、そのあたりとの兼ね合いは? 「自分としては本物を目指していきたいので、世界と交われる舞台であればどこにでも行きたいと思ってます。もちろん、シュートボクシングを一番にしたいという気持ちが強いので、それが実現できるのであれば、どこのリングでも上がっていきたいと思っています。どんなルールでも戦える自信はあるので」 ──では最後に、改めて意気込みをお願いします。 「ここでしっかり勝って、70kgを自分の時代にして世界に行きたいなと思っています!」 ──激闘を期待しています。ありがとうございました!
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