2020年2月11日の『RISE GIRLS POWER 2』で対戦した両者。Ayaka(右)が伊藤(左)をKOする大番狂わせを起こした
2021年4月25日(日)東京・八王子冨士森体育館で開催される『ムエローク2021』のメインカードが決定した。
WMCルール(ムエタイルール)のピン級2分5Rとして、WBCムエタイ&WMC世界女子ミニフライ級王者・伊藤紗弥(尚武会)vsミネルヴァ・ピン級王者Ayaka(NJKF健心塾)が決定。
伊藤はジュニアキックで数々のタイトルを獲得。ほぼ男子選手を相手に勝利を収め、あの那須川天心とも2度対戦している。2012年12月には中学2年生にしてタイでWPMF女子世界ピン級暫定王者を獲得。2014年4月に国内で正式にプロデビューを果たすと、国内外の強敵を相手に快進撃を続けWPMF・WMC・WBCムエタイと女子世界王座の三冠を制覇。
2018年12月の『KNOCK OUT』で小林愛三に判定負けを喫し、以後はリングから遠ざかっていたが2019年12月の『BOM』で復活。奥脇奈々から大差の判定勝ちを収めた。しかし、2020年2月の『RISE』初参戦ではAyakaに生涯初のダウン&KO負けを喫してしまい、今回はそのリベンジマッチとなる。2020年12月の『BOM』での再起戦では祥子・JSKに判定勝ち。戦績は18勝(4KO)4敗2分。
Ayakaは2018年4月にプロデビューし、2019年11月にはぱんちゃん璃奈を苦しめた祥子を破り、ミネルヴァ王座を獲得。2020年2月のRISE初参戦で伊藤紗弥にテクニックで翻弄されたものの、3Rに右ストレートでダウンさせての逆転KO勝利。一気に知名度を上げた。しかし、10月「GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」の1回戦では紅絹に判定負けして連勝が「7」でストップ。11月には宮崎小雪に勝利、2021年2月3日にはTOMOMIにフルマークの判定勝ちでミネルヴァ王座の初防衛に成功している。戦績は10勝(2KO)3敗。
前回は伊藤がRISEルールに初挑戦する形でAyakaと対戦したが、今回は伊藤の土俵であるムエタイルールでの再戦となる。しかし、副題は「紗弥に勝てば100万円」となっており、100万円の賞金が付くことになった。
伊藤が所属する尚武会の今井会長は「今回はムエタイルールですが決して余裕などありません。あるのはルールは違うけど負けた悔しさのみ。そんなこんなでミネルヴァを通してAyaka陣営に頼み込み試合が決まりました。お互いプロですのでファイトマネーの他に賞金が出れば燃えるはずです。結果は4月24日、八王子で」と、リベンジに燃える投稿をSNSに寄せている。