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【Krush】対戦の意気込みで川崎真一朗「やっぱりKOでしょう」大沢文也「やっぱり判定でしょう」

2021/02/02 22:02
 2021年3月27日(土)東京・後楽園ホール『Krush.123』の記者会見が2月2日(月)都内にて行われ、対戦カード第一弾が発表された。  Krushライト級3分3R延長1Rで、大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)vs川崎真一朗(月心会)が決定。  大沢は小学生の時から始めたボクシングで優れたテクニックを持つベテラン選手で、2018年9月にはKrushライト級王座に挑戦してタイトル奪取ならずも、同年12月の「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」では準優勝を果たした。7月のKrushで蓮實光にKO負け、12月のK-1では瓦田脩二に延長戦で判定負けし、現在連敗中。戦績は25勝(3KO)18敗3分。  川崎は2017年10月からKrushに参戦し、当初は連敗したもののその後は3連勝。力強い右ストレートで波に乗るかと思われたが、2019年8月、2020年1月と連敗を喫してしまった。戦績は9勝(6KO)6敗。  これが1年2カ月ぶりの復帰戦となる川崎は「K-1 JAPAN GROUPでは、連敗して連勝してまた連敗して危機感を覚えています。その中で大沢選手という大きい壁と戦うことになり凄い緊張しています。必ず大沢選手を倒して次に進みます」と決意のコメント。  大沢は「川崎選手は危機感を持っていると言っていて、僕を大きい壁と言っていましたが、僕の方が間違いなく危機感があると思いますね。大きな壁と言われたのは嬉しいですが、僕は弱くて本当にやる価値がないんじゃないかくらい評価が低いと思います。でも言われて嬉しいので、危機感を凄い感じているので負けられない。またまたいつもと違う気持ちですね」と、自分こそ危機感を感じているとした。  対戦のオファーを受けた時は「もうじき当たるだろうと思っていたので、運命かなと思いました。印象は攻撃においてもディフェンスにおいてもテクニックの選手という感じ」と、そろそろ対戦する予感を感じていたという川崎。  大沢は「自分は決まった時は誰が相手でも二つ返事です。断ったことがないし、えーっとも言わない。でも今回、マネージャーから川崎選手と聞いた時はえーっとなりました。連敗中だし、弱いのでもっと弱い選手とやれないかなと思っていました。こんな強い選手とやるのか、と。自分では実質3連敗だと思っているので、連敗している中でこんな強い選手がくるのかと、うわっと思った」と、なんとも弱気な発言。  川崎の印象は「ジャブ、ストレート、ワンツー、真っ直ぐ系の攻撃が上手いイメージ。最短距離で当たる真っ直ぐの攻撃が上手いですね。ただ去年、一緒に焼肉喰いに行ってるので(笑)。大阪へ練習に行った時の帰りに。その時に川崎選手が働いているジムで練習させてもらって。でも僕が来ている時は、川崎選手は練習していなかった。あれは多分(対戦が)あるかなと思っていたからだと思う」と分析した。  しかし、川崎の答えは「そういう意味はなかったです。その時間は働いていたので」と笑った。  2020年1月の試合後は怪我を負っていたという川崎。詳細は話さなかったが、「いろいろありまして。でも完治したので特に問題ないです。手術してすぐにフィジカルトレーニングができるようになったし、サンドバッグも片足を椅子に置いて殴れるのでずっと練習はしていました」と、出来る練習は続けていたという。  一方、大沢には仲の良い先輩・後輩の間柄である瓦田脩二に敗れたショックについて聞くと「勝ったでしょ、あれ。延長戦は勝ったでしょう。本戦は負けたと思っているけれど。なんとも思わないですね。バカなアンチに叩かれてもなんとも思ってないです。脩二にやられた傷は身体の傷ではなく心の傷が残っています」と、やはりショックだったようだ。  大沢はよく“格闘IQ”という言葉を使うが、「試合は格闘IQで勝つわけじゃない。勝ったヤツが強いんです。格闘IQは間違いなく僕がトップになる。でも、それで結果を出せないのはそれだけじゃ勝てないんだよってことだと思っています」と、勝敗とは別だと思っているとした。  激戦区のライト級でどのように生き残っていくか、との質問に川崎が「やっぱりKOでしょう。格闘技はKOしてナンボやと思うので。判定なんて両方立っているし、一般の人が見て分かりやすいのはKOなのでそこは狙っています」と答えると、大沢は「やっぱり判定でしょう。僕はKOは狙わない。KOする攻撃力もないので、勝てれば何でもいいです。どんだけつまらない試合でも、それでバカなアンチが騒ごうが気にしていません。勝てれば何でもいいです。結果に内容が付いてくると思っているので」と、正反対の答えが返って来た。  最後に川崎は「お待たせしました。この1年2カ月、ずっと練習だけしてきました。1日も気を抜かず毎日やって来ました。その成果をぶつけたい」と意気込み、大沢は「本当に崖っぷちファイターだと思っています。僕のファンは今いないと思うので。前に勝ち続けていた時は周りの人たちがちやほやしてくださっていましたけれど、こうやって負けると分かりやすくみんないなくなったので。ただ、またこれから勝てば離れていった人たちがついてくると思うので頑張ります」と、寂しげに語った。 なお、1月大会で中止となったSATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)vs西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)、佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs松本涼雅(team ALL-WIN)が今大会にスライドして行われるほか、林京平(湘南格闘クラブ)vs國枝悠太(二刃会)も追加決定している。
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