(C)Jiri Prochazka
2021年2月27日(日本時間28日)に開催される「UFCファイトナイト」のメインイベントで行われる予定だったライトヘビー級戦 ドミニク・レイエス(米国・3位)vs.イリー・プロハースカ(チェコ・5位)が中止となった。
元RIZINライトヘビー級王者のプロハースカが、「2月27日の試合は延期されましたが、ドミニクとの試合ができるだけ早く出来ることを楽しみにしています。今、私は彼が迅速に回復することを願っています」とのコメントをSNSを通じて発表した。
海外複数メディアも今大会での試合中止と代替カードを報じているが、日本時間1日の時点で、レイエスvs.プロハースカの中止の理由は「非公開」となっている。
プロハースカは、2020年7月のオクタゴン初陣で、UFC同級7位でタイトル挑戦経験もあるヴォルカン・オーズデミア(スイス)を2R、右ストレートでKO。衝撃のUFCデビューを飾っていた。
同大会では代わりに、メインイベントがヘビー級戦となり、ジャルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)とシリル・ガーヌ(フランス)が対戦することが報じられている。
ホーゼンストライクも元RIZINファイター。8歳でキックを始め、オランダの名門ボスジムで活躍。キックで76勝(64KO)8敗1分の戦績を誇り、2017年からMMAに専念。2018年5月に当時4戦無敗でRIZINに参戦し、アンドレイ・コヴァレフにスプリット判定勝利。9戦無敗だったコヴァレフに土をつけたが、インパクトに欠けリリース。
2019年2月からオクタゴンで戦うようになり、2戦目でアレン・クロウダーを9秒KO。2019年12月にはアリスター・オーフレイムから残り4秒で逆転TKO勝ちを収めた。しかし、2020年5月にフランシス・ガヌーに20秒でKO負けし、MMA11戦目にして初黒星を喫した。前戦は2020年8月の『UFC252』。元ヘビー級王者のジュニオール・ドスサントス(ブラジル)を2R、左フックでTKOに下し、再起を果たしている。
対するガーヌは、MMA7勝無敗。ホーゼンストライク同様にキックボクシングをバックボーンとし、カナダTKOでプロデビュー。3連勝でUFC入りを決め、ハファエル・ペソア、ドンテール・メイズ、タナー・ボーザー相手に3連勝し、2020年12月にジュニオール・ドスサントスと対戦。ジャブを当てて右ヒジで、2R KO勝ちを収めている。
ともにジュニオール・ドスサントスを2Rで倒したストライカー同士のメインイベントとなる。