キックボクシング
レポート

【KRUSH】武尊の後輩・晃貴がリベンジ&初防衛に成功、K-1トーナメント出場権も獲得

2019/04/20 00:04

▼第7試合 K-1 KRUSH FIGHTフェザー級 3分3R・延長1R
●伊澤波人(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定0-3 ※29-30、29-30、28-30
〇TETSU(月心会チーム侍)


 伊澤はフェザー級転向後は4連勝と負けなしで、前回1月のKrush一夜明け会見ではフェザー級のタイトルマッチを熱望していた。一方のTETSUは2月のKrushで本戦初出場ながらキャリアで大きく上回る佐野天馬に勝利。今回は同じKREST勢で、さらにキャリアが豊富な伊澤との対戦となり、勝利すれば一気にタイトル戦線に駆け上がれるビッグチャンスが巡ってきた。


 1R、序盤から連打で前へ出るTETSU。蹴りのフェイントからパンチを当てていき、伊澤がバレリーキック(カカトで相手の太ももを蹴る技)を放つとすぐに同じ技を返して対抗する。TETSUの手数にやりにくそうな伊澤だが、しっかりとローを当てていく。


 2R、TETSUはパンチに飛びヒザ蹴りを織り交ぜ、相手をよく見て左フック、右ストレートを当てていく。伊澤はローを蹴りながらパンチで打ち合うが、パンチの的確さでTETSUが上回る。


 3Rが始まると同時に伊澤は後ろ廻し蹴り。TETSUも負けじとハイキックを放つ。どんどん前へ出て距離を潰し、パンチの打ち合いに持ち込むTETSU。伊澤も打ち合いで右をヒットさせるが、手数はTETSUの方が圧倒的に多い。TETSUはパンチだけでなくハイキック、ヒザ蹴りも繰り出し、攻撃をフルラウンド続けて試合を終え、伊澤を判定で破る金星を獲得した。

▼第6試合 K-1 KRUSH FIGHTウェルター級 3分3R・延長1R
〇山際和希(谷山ジム)
KO 3R2分22秒 ※右ハイキック
●大泉 翔(昇龍會)


 大泉は元プロボクサー。2014年西日本スーパーライト級新人王で、10戦5勝(2KO)3敗2分の戦績を持つ。K-1ルールでの試合は今回がデビュー戦。

 迎え撃つ山際は27勝(10KO)11敗4分の戦績を持ち、キックボクシングでBigbangウェルター級王座のタイトルを保持。


 1R、さっそくパンチで襲い掛かろうとする大泉だったが、山際の右ミドルが強烈にヒット。蹴りまくる山際が右ミドル、右ハイ、右ストレートでダウンを奪う。その後も右ミドルで圧倒した山際だったが、大泉が右ミドルに右フック合わせてダウンを奪い返した。


 2R、山際は徹底して右ミドルを蹴る。それを左腕で受け続ける大泉。パンチを合わせようとするが、山際にわき腹を蹴られてしまう。そして山際の右ミドルからの顔面ヒザ蹴りで大泉がダウン。


 3Rもバシバシとミドルを蹴っていく山際。右ストレートのカウンターで大泉の動きが止まったところへ右ハイキック。大泉がダウンし、立ち上がってファイティングポーズをとるもレフェリーは様子を見てストップ。山際が鮮やかなKO勝ちを飾った。

 山際はマイクを持つと「パンチが強くてビビッてしまいました。でも皆さんのおかげで勝つことができました。どんどんK-1とKRUSHに呼んで欲しいです。次はKRUSHのタイトルに絡んだ試合かK-1参戦でお願いします」とアピールした。

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