キックボクシング
インタビュー

【NJKF】キャリア最軽量で泥沼からの脱出を目指す健太「負け癖ついてる疑惑が出ちゃっているし、崖っぷちなので頑張らないと」

2021/01/29 12:01
 2021年2月12日(金)東京・後楽園ホール『NJKF 2021 1st』のダブルメインイベント第2試合で、NKBライト級王者・高橋一眞(真門ジム)との対戦が決まった元WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者・健太(E.S.G)のインタビューが主催者を通じて届いた。  NJKFを代表する選手として『ONE Championship』など世界を舞台に戦った健太だが、現在は1年半に渡って勝ち星から遠ざかっており、白星は2019年6月のNJKF後楽園大会、ジョー・セイシカイ戦までさかのぼる。2020年10月にはキャリア最軽量となる62kg契約戦を戦ったが高橋亨汰に判定負け。12月27日にはホーストカップ日本スーパーライト級タイトルマッチで小川翔に敗れた。96戦目となる今回はそれをさらに下回りほぼライト級となる61.3kg契約。 「新しいチャレンジで試行錯誤中。ハマれば快進撃が始まる」 ――キャリア最軽量(61.3㎏)となる試合が近づいてきましたが、調子はいかがですか? 「調子は相変わらずいいですね。まだ落としていなくてそのままですけど、今日で66㎏ジャストなので、もういつでも。日曜に試合でも大丈夫なぐらいです(※取材は火曜日に実施した)」 ――現在の試合体重としては何㎏がベストですか? 「階級は下げた方が適正なんじゃないかと思って、いろいろ食生活を変えたりしています。今回は正規ライト級に近い体重なので、新しいチャレンジというか試行錯誤している感じです」 ――健太選手はどんどん階級を下げていますが、やはり階級が変わると自身や相手の戦い方、キックボクシング自体が変わってくるところがあるのでしょうか。 「当然ありますね。やっぱりデカい相手と向かい合っていると疲れるので、対戦相手の骨格が小さくなってスタミナは消費しなくなってきました。あと筋量を落としているので、その分瞬発力とかがなく短い3R戦だと組み立てが難しくなってきます。なので考え方を変えてもっとガンガン行くとか、そういう戦術面と自分の体がまだマッチできてない、そこも試行錯誤している段階です。でも、いま修正しているところなのでこれがハマれば、快進撃が始まると信じてやってます」 ――そんな中で今回は髙橋一眞選手との対戦となりますが、どんな印象をお持ちですか。 「“怒突き合いお兄ちゃん”っていうキャッチコピーがありますけど、ムエタイがすごい上手いなって。たまにオラオラになりますけど、普通にムエタイのレベルが高い選手っていう印象です」 ――そんな髙橋選手を相手に、どんな試合を見せてくれますか? 「そうですね、やっぱりメインですし“怒突き合いお兄ちゃん”らしくガチャガチャさせたいです(笑)」 ――では今回の試合で感触を得て、今後の快進撃に繋げていく? 「ちょっと負け癖ついてる疑惑が出ちゃっているし、崖っぷちなので頑張らないと。当然“絶対勝ちたい”っていうのはありますし大前提ですけど、ただやっぱり試合も楽しみつつ、いい試合をしたいというのが今回はあります」 ――昨年は苦しい1年でしたね。 「もう忘れました(笑)。引きずっちゃってもよくないので、去年のことは去年に置いてきました。もう去年は忘れて、課題は修正しつつ、自分の今の能力と戦術を上手く合わせていけるように修正しているところです。これがガチっとハマれば快進撃が始まるはずです」 ――21年の好スタートへ、改めての意気込みやファンの方へのメッセージを最後にお願いします。 「いま緊急事態宣言中で、この1年ずっとコロナで苦しい思いをしている人たちも多いと思います。そんな中でもこうやってキックボクシングの試合ができることにプロモーターはじめファンの皆様に感謝しています。せっかく来てもらったファン、YouTubeで見てくださるファンに最高の試合、キックボクシングの魅力を伝えるよう頑張りますので、よろしくお願いします」
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