K-Jeeへのリベンジを誓うカリミアン (C)K-1
2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催されるK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA.4』。クルーザー級のスーパーファイト3分3R延長1Rで谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦する初代K-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM)のインタビューが主催者を通じて届いた。
カリミアンはアマチュアムエタイで活躍後、2018年9月の「K-1 WORLD GP初代クルーザー級王座決定トーナメント」に初来日。トーナメントを制して初代王者に。2019年3月には加藤久輝を下して初防衛に成功、2020年3月には愛鷹亮の挑戦を退けて2度の防衛に成功したが、11月の福岡大会でK-Jeeに初回TKO負けを喫して王座を失った。今回が再起戦。戦績は10勝(5KO)2敗。
すぐにでもK-Jeeと再戦したいと思っていた
――『K'FESTA.4』で2021年最初の試合が決まりました。試合が決まった時はどんな心境でしたか?
「11月のK-1福岡大会でK-Jeeに敗れて、すぐにでもK-Jeeと再戦したいと思っていた。谷川と戦うことについて、特にこれといった感情はない。早く試合をしたいという気持ちだけだ」
「言い訳に聞こえるようなことは言いたくない。ノーコメントにさせてもらいたい」
――分かりました。カード発表記者会見には頭を丸めて出席しましたが、それはカリミアン選手の気持ちを表しているのでしょうか?
「もちろんだよ。一番は前回の結果に対して自分自身を許すことができなかったんだ。私はこういったことが起きた時に周りのせいにするタイプの人間ではない。今回は自分自身と向き合い、必ずベルトを獲り返すという気持ちを表すために頭を丸めたんだ」
――対戦相手の谷川選手にはどんな印象を持っていますか?
「特に何もない」
――谷川選手は記者会見で「KOで勝つ」と言っていましたが、それについてはどう思いますか?
「それは彼の夢の中だけで、実際に起きることはない」
――今回はカリミアン選手にとって再スタートの一戦になります。どんな試合を見せたいですか?
「初めて自分が来日してトーナメントに参戦した時、私が『優勝してK-1のベルトを獲る』と話したら、みんなは冗談だと思って笑っていた。でも自分の中では絶対にベルトを獲るんだというハングリーな気持ちがあり、実際にベルトを巻くことが出来た。今の自分はあの時以上に勝つことに対してハングリーな気持ちがある。あとはそれを試合で見せるだけだ」
――それでは復活を懸ける谷川戦へ向け、ファンの方たちへのメッセージをお願いします。
「日本のファンのみなさんは自分が勝っている時も負けている時もいつも応援してくれる。本当に素晴らしい存在だと思っている。チームのみんな、マネージャー、全ての人たちが自分のことをサポートしてくれているし、その中で自分は次の試合へ向けて厳しいトレーニングを積んでいる。ベストのパフォーマンスを試合で見せて、みなさんと共に2021年の素晴らしいスタートを切りたい。これからクルーザー級のファイターは今まで見たことのないシナ・カリミアンと戦うことになるだろう」