それぞれ防衛戦に臨む(左から)百花、Ayaka、聖愛
2021年1月31日(日)大阪・泉大津市のテクスピア大阪にて、2019年に続いて2度目の開催となる女子だけの単独興行『ミネルヴァ大阪大会』が決定。対戦カードが発表された。
メインイベントとダブルセミファイナルの計3試合で「ミネルヴァ三大タイトルマッチ」が行われる。
メインイベントを飾るのはNJKFミネルヴァ アトム級タイトルマッチとして、王者・百花(魁塾)が2度目の防衛戦に臨む。挑戦者は先日の『DEEP☆KICK 48』にて行われたアトム級挑戦者決定戦で元ミネルヴァ ピン級王者MARIを破り挑戦権を獲得した“三児のヒロイン”erika(=名前のあとにハートマーク/SHIN沖縄)。
百花とerikaは共に去年10月『RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020』に出場しており、百花は1回戦を勝ち抜いたものの準決勝で紅絹に惜敗。erikaは女帝・寺山日葵と延長戦にもつれ込む互角の勝負を繰り広げたが惜敗している。両者惜しくも涙を飲む結果となったが今回、決勝での実現が叶わなかったカードがミネルヴァ大阪大会にて実現。
百花は“浪速のいてまえクイーン”と呼ばれアグレッッシブな打ち合いを信条としている。erikaも長い手足を活かしたパンチからのヒザ蹴りを得意とし、メインイベントに相応しい派手な打ち合いが予想される。
セミファイナル1ではNJKFミネルヴァ スーパーフライ級王者、“なにわのマドンナ”聖愛(魁塾)の初防衛戦が組まれた。挑戦権を獲得したのは去年12月6日『REBELS.69』にて佐藤”魔王”応紀との激闘の末、勝利を勝ち取ったIMARI(LEGEND GYM)だ。
IMARIは2019年6月に行われた『ミネルヴァ大阪大会』で、ジムの先輩である楓(LEGEND GYM)が聖愛にKO負けを喫しており、今回は敵討ちを兼ねてベルトを狙うこととなる。
聖愛は去年9月『RISE GIRLS POWER 3』で計量オーバーのミスを犯してしまい、陣内まどかに敗戦しての復帰戦となる。両者とも10代のフレッシュな選手、激しい攻防が繰り広げられるだろう。
セミファイナル2はNJKFミネルヴァ ピン級王者Ayaka(NJKF健心塾)の初防衛戦となる。対するは去年8月『NAGAE ISM』にて同級1位の祥子JSK相手に判定勝ちを収め、見事タイトル挑戦権を獲得したTOMOMI(TEAM FOREST)がベルトを狙う。
両者は以前、2019年に行われた『DEEP☆KICK 40』で対戦しており、その際はAyakaが判定勝利を収めている。その後Ayakaはピン級王者となり、去年2月『RISE GIRLS POWER 2』にて“天才ムエタイ少女”伊藤紗弥に人生初のダウン・KO負けを味わわせてのKO勝利。『RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020』にも出場を果たし、1回戦で紅絹に敗れるも“Fortune Red”のニックネームと共に一気に全国に名前を知られるようになった。TOMOMIはジムを移籍して心機一転の挑戦となる。
再びAyakaが勝利を飾るか、TOMOMIがリベンジを果たしてベルトを奪うのか、熱い戦いが期待される。
他にも2試合ミネルヴァ ランキング戦が発表された。昨年12月『DEEP☆KICK 49』でKO勝ちを収め、波に乗っているライトフライ級8位・花田麻衣(GROUND CORE)が同級4位の“PURPLE BURN”ユリカ・GSB(グラップリングシュートボクサーズ)と対戦、アトム級ランキング入りを狙う未来(Blaze)は“格闘ネコ型兵器”ねこ太(トイカツ道場)と対戦する。
また、オープニングイベントではこれからの女子キックを担っていくであろうアマチュア選手の戦いが組まれる。