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【RIZIN】HIROYAが改めてシバター戦のタップを否定、試合を受けることに葛藤があったことを打ち明ける

2021/01/03 22:01
【RIZIN】HIROYAが改めてシバター戦のタップを否定、試合を受けることに葛藤があったことを打ち明ける

試合前の複雑な心境、葛藤を語るHIROYA(HIROYA×大雅チャンネルより)

 2020年12月31日(木)さいたまスーパーアリーナにて開催された『Yogibo presents RIZIN.26』の第3試合で、シバター(フリー)に2R38秒、腕十字で敗れたHIROYA(TRY HARD GYM)が試合後に自身のYouTubeチャンネル『HIROYA×大雅チャンネル』にて動画を公開。試合を振り返った。

 試合直後に控室で撮影したと思われる動画で「やっちまったなって感じだけど、RIZINの人たちには『よくやった』みたいに言われて複雑な気分です。いい機会と言うか、なかなかできない経験でした」と苦笑い。


「デカくて格闘技一応やっていて、そういう選手にそう上手くはいかないなっていうのは悔しかったです。(体重差20kgは)どうなんですかね。それで片付けたくないですし、だから凄い重いなって思わなかったので。自分は100の力を出せなかったというのが。硬くなっていましたね」と、全力を出せなかったのが悔やまれるとした。

「試合としてはぶっ倒すつもりだったので本気だったんですが、格闘家としては失格でエンターテインメントとしては盛り上がったのかな」と試合を表現した。

 当初は2Rフルに戦ってのドロー(判定なし)だったが、試合後に2R38秒でシバターの腕十字によりHIROYAがタップしたことが認められ、シバターの一本勝ちに裁定が変更となった。


 HIROYAはそのタップについて聞かれると「あれどう見えました?」と逆質問。聞き手は「確かにタップしているように見えたんですけれど首を振っていたので」と答える。

「シバターがずっと『タップしている』って言ってて、いやしてないって言いながら(腕十字を)どう外すのってなっていたんですけれど。どうなったら痛いのかなって感じでよく分からなくて、極まりそうだったのかどうなのか分からなかった。でも腕は痛くないから極まってはいないですよね」と試合後も痛みはないとし、「じゃあタップはなかった?」と聞かれると「絶対にしてない。絶対にしてない、今回」と断言した。

 現在、RIZINのYouTubeチャンネルで公開されている試合の動画を確認すると、6分30秒過ぎにシバターの腕十字にもがくHIROYAが3度シバターの脚を叩き、シバターが「タップした! タップしてるよ!」とアピールする場面が見られる。


 その前後でHIROYAはどう技から逃れればいいのか分からず、もがき続けている様子も映し出されている。HIROYAの表情も痛がってタップしたという様子ではなく、HIROYAの言う通り“まいった”との意思表示のタップではないようにも見える。しかし、これはタップとみなされてもしょうがないだろう。

 試合を終えてHIROYAは「良かったなって思う。でも他の格闘家やジムの選手に対して最初は恥ずかしかった。でも後悔はないです」と笑顔を見せ、「2021年中に引退試合をする。しっかり準備をして。次はちゃんとした相手と準備をして挑みたいです」と改めて2021年中に引退試合を行うとした。

 1月3日には「大晦日の2週間前に笹原さんから連絡いただいて。最初はドッキリかなと思って」との言葉から始まる、シバター戦前に撮影した心境を話すインタビュー動画を追加公開。


「最初は断る方向じゃないですけれど、RIZINの年末の大晦日の舞台は凄い、日本で一番注目される舞台だと思うんですよ。同じリングに上がる選手たちに凄い失礼だと思ったし、立場上ジムの選手たちにもふざけたことをやっているのってどうなのっていうふうにも思っていて。だから断ろうかと思っていたんですけれど、RIZINに対して恩があるので僕にしかできない恩返しができたらなって」との葛藤があったことを告白。

 弟の大雅は「ムカつきましたね。しょうもないオファーしてくんなって。いいように使うなよって最初思った。辞めた方がいいんじゃないのって言いましたね。全然いいと思わないですよね。本気でやっている選手からしたらいいと思わないですよね。本当の格闘技が何だか分からなくなってくるし」と、怒りさえ感じたという。

 そこで悩んだHIROYAだったが「結果を出すというか、しっかり形にしていけば絶対にやって良かったと僕自身も周りも思ってくれると思うので納得させます。RIZINの舞台は今ある日本の舞台では一番華やかな舞台ですし、RIZINもしっかり盛り上がって欲しいですし、そのためには大晦日でしっかり視聴率をとることだったり、盛り上がることが必要とされていると僕も思ったので、やってやりたいって思ったのもありますね」と、格闘技界のため、RIZINのためを思ってオファーを決意したと打ち明けている。

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