大きな話題を呼んだシバターの参戦。YouTuberとのコラボは世界的なトレンドとして取り入れていく方向性のようだ
2020年12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催された『Yogibo presents RIZIN.26』。大会終了後の総括インタビューで、榊原信行RIZIN CEOが2021年の展開について話した。
今大会、大きな話題を呼んだのは人気YouTuberであるシバター(フリー)の参戦だった。試合開始直前まで“X”とされていた対戦相手はHIROYA(TRY HARD GYM)で、1Rはキックボクシングルール、2RはMMAルールのMIXルールで対戦し、シバターは1Rにダウンを奪い、2Rの腕十字を極めて勝利(当初は2R判定なしのドローだったが、試合後に2R38秒の腕十字でHIROYAがタップしていたことが認められ、シバターの勝利となった。
榊原CEOは「世界的な格闘技のトレンドとして、格闘技に心得があるYouTuber、ローガン・ポールにしてもジェイク・ポールにしても2000万人のフォロワーを引っ提げて格闘技界に名乗りをあげてかく乱していますけれど、ある種のイノベーションだと思います。シバターも格闘家としてRIZINに上がれる実力ではなかったのかなと。ここまでのキャリアはね。
イロモノ的な試合になるのかなと思いながらも、真摯にこのルールの中でHIROYAという本物の格闘家と体重差はあるものの、戦った姿を見て、実験的にやったものでありますけれどYouTuberとのコラボというものも、王道として堀口恭司、浜崎朱加というような世界に通用するトップアスリートのベルトを懸けた戦いの中でハミ出す新しいチャレンジとしては 結果をしっかり考察した上ではありますが続けていけたらいいかなと思っております。我々も世界のトレンドを上手く取り入れて2021年も企画を進めていきたいと思っております」と、シバターとのコラボはひとまずの“成功”を収めたとし、考察した上で続けていく方向性であることを明らかにした。