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【RIZIN】チャレンジマッチに挑む現役女子高生ファイター“サブミッション系女子”さくらと“JK必殺拳”竹林エルの目指すもの

2020/12/28 19:12
【RIZIN】チャレンジマッチに挑む現役女子高生ファイター“サブミッション系女子”さくらと“JK必殺拳”竹林エルの目指すもの

“第2の浅倉カンナ”を発掘すべく行われるRIZINチャレンジマッチに挑む、さくら(左)と竹林エル

 2020年12月31日(木)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents RIZIN.26』で、「RIZINチャレンジマッチ」として将来を嘱望される10代の女子高生同士の試合が組まれた。

 柔術をベースとする17歳のさくら(フリー)と、空手をベースとする17歳の竹林エル(総斗會三村道場所属)が、5分3Rのヒジ無しルールで対戦する。


 浅倉カンナに憧れるさくらは、16歳でMMAデビューし、MMAは4戦3勝1敗。父の影響で5歳から柔道を習い、柔術でASJJF東京インターナショナルチャンピオンシップを始め多数の大会で優勝し、道衣ありで青野ひかるから一本勝ちを収めるなど寝技を得意としている。今後の日本の女子格闘技を背負う逸材として注目を集めている。

 対する竹林は、福井県の女子高生ファイター。6歳から兄とともに空手を学び、空手では拳幸塾に所属。禅道会の全日本ジュニアRF武道空手道選手権大会・中学生女子の部で優勝するなど、17歳ながらキャリアは10年に及ぶ。総合格闘技では、club DEEP等で活躍した水野宏幸代表率いる総合格闘技ジム総斗會三村道場でMMAに取り組み、空手で鍛えた打撃を武器に、アマチュアで3戦3勝。

 RIZIN出場が決まって、最初にどう思ったか。さくらは「信じられませんでした。まだ今でもピンと来ていません(笑)。ドッキリだと思いました!」、竹林は「本当にオファーをいただいた時はビックリしすぎて他人事のようでしたが、私で良いのかな? と驚きが隠せなかったです」と、2人とも“信じられない”気持ちでいっぱいだったという。


 学校での反響はあったかと聞くと、さくらは「担任の先生や友だち、後輩などいろいろな方々に応援の言葉を頂きました。RIZINの影響力って凄いんだなって思いました」、竹林は「発表になってからはまだ登校していないので分かりませんが、RIZINの公式ページを見て知ってくれた方々はビックリしていましたし、凄いね! 頑張ってね! と言ってもらいました」と、それぞれ反響の大きさを感じているようだ。

 両者の対戦はスタイル的に“グラップラーvsストライカー”の図式と見られている。しかし、さくらが「エル選手の打撃は警戒しないとダメですが、いま私も進化の途中で寝技以外の部分をしっかり練習して、総合格闘家として全ての局面で勝ちたいと思います」と打撃でも勝ちたいと言えば、竹林は「目指しているところはオールラウンダーですが、寝技は少しずつ分かるようになってきているので、焦らず一つ一つ対処して打撃戦に持っていきたいです」と寝技に対処して打撃戦へ持ち込みたいとした。

 この対決は未来を担う女子格闘家対決であると共に、両者とも女子高生である“JK対決”としても注目されるところ。本人たちは、それをどう思っているのか。


 さくらは「ライバルと言うより、同じ女子でJKとして参加出来ることは嬉しいです。私たちに素敵な試合が出来たら、今後のJKたちにも大晦日が目指せる場所になるんじゃないかって思います。なので、これからの後輩のためにも高校生らしい戦いをします」と、大晦日がJK格闘家たちも目指せる、輝ける舞台になれば、との願いを込めて戦うとする。

 一方、竹林は「私がMMAの大会に初めてアマチュアで出場した時には、もうさくら選手はプロデビューしていて、同じ高校生で凄いなと思っていました。対戦はまだまだ先と思っていましたが、いざ戦う相手となったからには、ライバルとしてチャレンジャーとして試合に挑みたいです」と、プロ格闘家の先輩として挑みたいと話した。

 そんな2人に2021年の夢を聞くと、さくらは「2021年は、まず3月のDEEP JEWELSアトム級トーナメントで強い選手を倒して、強くなった事を少しでも証明出来る年にしたいです」、竹林は「DEEP JEWELSで私らしい戦いをしながら、RIZINに出る資格のある選手だと思ってもらえるように頑張りたいです」と、それぞれ“今よりもさらに強くなる”ことを目標に掲げた。

 なお、目を惹くような見事な腹筋を持っている竹林に、どうやって鍛えたのかを聞くと「朝倉海選手の腹筋YouTubeトレーニングを見て頑張りました! 最近、普段の練習にプラスして筋トレを追加したので、少しついてきました」と笑った。

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