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【RISE】那須川天心vs志朗の再戦はバンタム級3分3R延長1R、両者とも「圧倒的に勝つ」と宣言

2020/12/25 19:12
【RISE】那須川天心vs志朗の再戦はバンタム級3分3R延長1R、両者とも「圧倒的に勝つ」と宣言

バンタム級(-55kg)3分3R延長1R、RISE初の横浜アリーナ大会のメインイベントで対戦することが決まった志朗(左)と那須川天心

 2021年2月28日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される『Cygames presents RISE ELDORADO 2021』の記者会見が、12月25日(金)都内にて行われた。横浜アリーナには初進出。

 会見には今大会での対戦が決定していたRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)とISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)が出席。SuperFight!のバンタム級(-55kg)3分3R延長1Rで対戦することが発表された。


 11月の「那須川天心挑戦者決定トーナメント」を勝ち上がって挑戦権を手にした志朗は、「人生の中でも人生を変えるチャンスって限られた回数、なかなかチャンスが巡ってきませんが、自分の実力と運、周りの協力で再び変えるチャンスを手にしたので、2月は那須川天心が持っている全てを奪いに行く覚悟があります」と力強く宣言。


 那須川はまず、大晦日の『RIZIN』で決まっているクマンドーイ戦について「疲労を抜いて後は準備するだけ」と言い、「今は全く志朗君のことは考えていないので、大晦日しっかり盛り上げて、ムエタイの試合もありますがキックボクシングの試合は僕だけなので、どう盛り上げるか。MMAも素晴らしいですが、キックボクシングというよりも那須川天心というジャンルとして戦って皆さんに存在を示したいという気持ちが一番強いです」と話した。


 志朗戦については「前に戦った時よりも全然強くなっていると感じます。あとトーナメントの中で本当に圧倒的な差で優勝したのは、僕の中でもう一戦するモチベーションになりました。決着をつけて去年と同じ結果にしたいと思います」と意気込む。

 志朗のどこが前回と違うかと聞かれると、那須川は「ボクシング技術もそうですし、距離設定が上手いと思いました。鈴木(真彦)選手の攻撃を、鈴木選手はアツくなっていましたが冷静にダウンを取って、勝ちに徹する本当の格闘家だという試合をしていたと思います」と評した。


 RISEルールでの成長をどう感じているかと聞かれた志朗は「詳しくは言えませんが来週から対策で、いろいろ練習メニューを考えているのでそれが試合で活きると思っています。天心君のボクシングレベルは世界レベルだと思うので、自分がどこまでそのレベルに追いつけるか。前回と同じ試合展開にはならないと思います。毎日が楽しいです。難しい相手ですが対策を練って作戦を組めば勝てると思うので楽しみです」と、万全の対策を練って挑みたいとする。


 それに対して那須川は「僕も対策は練っているし、対策をすれば勝てるというものではないので、次は作戦も前回見せてないものもたくさん見せてやろうかなと思います」と、対策だけでは勝てないと言い放った。

「内容は圧倒できるレベルにあると思うので、ひとつひとつのミスが命取りになる」とミスなく戦うことが必要とする那須川に、志朗も「天心君には圧倒的に勝たないとダメなので、圧倒的な勝ちを目指していますね」と、両者そろって圧倒的な内容で決着をつけるとした。


 バンタム級で戦うことについて那須川は「55kgが久々なので自分でも楽しみです。減量も厳しくないので、強さを見せられると思います。頂上決戦を見せて、周りにもしっかり見せつけたい」と、適性体重に近い階級での自信を見せた。

 会見の途中では志朗から「試合は5Rでお願いします」との要望が飛び出したが、伊藤隆RISE代表から「タイトルマッチ以外は3分3R延長1Rと決まっているのでダメです」と即答され、志朗が苦笑いする場面もあった。


 伊藤代表は「トーナメントで勝ち上がってきた志朗選手は最強の挑戦者だと思う。那須川天心vs志朗2という形になりますが、同じトレーナーはいますが、お互いの陣営も素晴らしいし、私も(勝敗は)分からない。去年は天心が判定で勝ちましたが、志朗陣営も戦略家。しっかり練って考えてきているので、その試合がDoAトーナメントに出たと思います。技術は両者もちろんありますが、頭と頭の戦いになるのではないか。横浜アリーナのメインにふさわしい試合をして決着をつけて欲しい」と語った。

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