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【K-1】K-1選抜とムエタイ選抜の5vs5対抗戦が決定、野杁正明や玖村兄弟が迎え撃つ

2020/12/16 18:12
 2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催されるK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA.4』の記者会見が、12月16日(水)都内にて行われた。 「日本vsタイ・5対5」対抗戦が決定。K-1選抜チームとムエタイ選抜チームが激突する。  先鋒戦はフェザー級で玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)がジャオスアヤイ・ソー.デッチャパン(タイ)と対戦。  玖村は空手を学び、キックボクシング転向後は2017年6月にNJKFバンタム級王座を獲得。2018年6月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、2019年6月には「K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に出場。同年10月の試合を最後に網膜剥離(全治3カ月)で戦線離脱していたが、階級を上げて復帰。「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」では準決勝で新美貴士に敗れて涙をのんだ。戦績は14勝(7KO)8敗1無効試合。  ジャオスアヤイはタイ国BBTVスタジアム・フェザー級8位で、2019年11月の「第3代K-1フェザー級王座決定トーナメント」に初来日。1回戦で安保璃紅を必殺の飛びヒザ蹴りでKO、準決勝でも卜部弘嵩との延長戦に及ぶ激闘の末に勝利。決勝こそ江川優生の左ボディに沈んだものの、鮮烈なインパクトを残した。2020年3月『K'FESTA.3』で小澤海斗からも勝利を収めている。その後はタイでも4戦4勝(3KO)で勝ち星を積み重ね、今回の『K'FESTA.4』に来襲。戦績は69勝(22KO)35敗2分。  次鋒戦は女子ミニマム級となり、第2代Krush女子アトム級王者・高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM)が出陣。ペッシーニン・ソー.プアントーン(タイ)と対戦する。  高梨は2018年9月に『KHAOS』でプロデビューし、強打を武器に4戦全勝(2KO)。2019年5月の第2代Krush女子アトム級王座決定戦でC-ZUKAをKOして王座に就き、同年10月にはパヤーフォン・アユタヤファイトジム(タイ)を延長戦の末に降して初防衛に成功している。Krush女子アトム級王座は返上し、一階級上の女子ミニマム級に転向すると6月の真美戦でダウンを奪って勝利。9月のK-1ではMIOを判定で降し、K-1の洗礼を浴びせた。戦績は6勝(2KO)無敗。  ペッシーニンはまだ17歳と若く、アマチュアボクシング世界選手権で2016・2017と連覇を達成。2019年はタイ選手権で優勝し、ムエタイではナーイカノムトム ムエタイ女子ミニマム級王者とIFMA世界女子ミニマム級王者になっている。女子ムエタイ選手のなかでも高いパンチ技術を誇り、タイでもK-1ルール向きの選手として評価されてきたという。戦績は34勝(4KO)17敗3分。  中堅戦では2019年7月にKrushで行われた「日本vs中国・7対7全面対抗戦」でも中堅の役目を担って勝利した藤村大輔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST) が、ガムライペット・パーンイーシップホック(タイ/Pran26 Gym)を-71kg契約で迎え撃つ。  藤村は2015年8月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、和島大海、神保克哉、山崎陽一らとスーパー・ウェルター級戦線でしのぎを削ってきた。今年3月には「第3代K-1スーパー・ウェルター級王者決定トーナメント」のリザーブファイトで小鉄から判定勝利したが、8月のKrushでBigbangスーパー・ウェルター級王者MIKE JOEに判定負け、11月の『スーパービッグバン』でも城戸康裕に判定2-0で惜敗して連敗中。戦績は12勝(5KO)7敗1分。  ガムライペットは、飛びヒジ打ちや回転蹴りを得意とする『MAX MUAYTHAI』の人気選手。2017年9月の『M-ONE』にゲーオ・ウィラサクレック推薦選手として初来日し、T-98からヒジ打ちでカットを奪い2RでTKO勝ちしている。2019年2月には緑川創と対戦し、ローブローとバッティングの減点もあって判定2-0で惜敗した。K-1には今回が初参戦。戦績は123勝(35KO)19敗1分。  副将戦には先鋒戦に出場する玖村修平の弟・玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス) が登場。-56kg契約でデンサヤーム・アユタヤファイトジム(タイ/Ayothaya Fight Gym)と対戦する。  玖村は2018年1月にKrushデビューを飾り、同年に行われた第6代Krushスーパー・バンタム級王座トーナメントで優勝して王座に就いた。2019年6月にはK-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントに参戦するも決勝で武居由樹に敗れ、K-1 JAPAN GROUPでの11戦で唯一の黒星を付けられる。同年11月には林勇汰を破りKrush王座の初防衛に成功。2020年3月には無敗の金子晃大と注目の大一番を戦い、勝利を収めた。9月の2度目の防衛戦でも軍司泰斗を退け、武居が返上したK-1王座に最も近い存在と目される。戦績は16勝(7KO)3敗。  デンサヤームは18歳ながら77勝(8KO)25敗3分の戦績を誇り、175㎝の長身サウスポーで蹴り技を得意とする。2019年、タイのテレビ局が主催するムエタイイベント『True 4U』のバンタム級トーナメントに出場し、見事に優勝を収めた。2020年3月『K'FESTA.3』でK-1に初参戦し、武居由樹と対戦。判定で敗れるも長い手足から繰り出すパンチと蹴りで武居を苦しめた。タイに帰国後もK-1ルールの練習を続け、K-1に再登場を果たす。  そして、大将戦には野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が登場。ヨードクンポン・シットモンチャイ(タイ/Sitmonchai Gym)を迎え撃つ。  野杁は空手からキックボクシングに転向し、2009年にK-1甲子園初となる高校1年生王者になり、“怪物”と呼ばれるようになった。圧倒的なテクニックと類まれなるセンスでプロ転向後すぐにトップクラス入りし、WBCムエタイ日本スーパー・ライト級王座、第2代Krushウェルター級王座、NDC -66kg王座などを獲得。2017年6月には日本人選手として初めてゲーオ・ウィラサクレックに勝利し、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者となった。翌年にはウェルター級に転向し、ジョーダン・ピケオーには敗れたもののその後は4連勝している。戦績は42勝(19KO)10敗。  ヨードクンポンはムエタイの二大殿堂ルンピニーとラジャダムナンスタジアムで活躍。パンチとローを軸にした攻撃的なファイトスタイルを持ち味とし、2014年からは『GLORY』に参戦するなど世界的な強豪として名を馳せている。最近ではウェルター級~スーパー・ウェルター級を主戦場とし、TOPKING WORLDSERIES 2018 -70kgトーナメントで優勝を果たしている。2020年1月にはルンピニースタジアム認定スーパー・ウェルター級王座にも挑戦した。戦績は91勝(23KO)31敗。  また、スーパーファイトでは11月の福岡大会でK-1 WORLD GPクルーザー級王座を失ったシナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM)が谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と再起戦。城戸康裕(谷山ジム)が1月に一気に2階級上げてスーパー・ウェルター級に転向した松下大紀(BELIEVE MAN)と対戦する。
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