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【K-1】スーパー・バンタム級トーナメントに来襲する強豪外国人たち、ムエタイ殿堂現役ランカーも

2019/04/16 15:04
 6月30日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』で行われる「スーパー・バンタム級(-55kg)世界最強決定トーナメント」。  8名によって争われる今回のトーナメントは、日本人選手4名(武居由樹、玖村将史、玖村修平、4月19日の晃貴vs隼也ウィラサクレックの勝者)に加え、外国人選手4名が来襲する。  まず、最大の注目選手はラジャダムナンスタジアム認定フェザー級4位、ルンピニースタジアム認定同級5位とムエタイの2大殿堂が制定するランキングに名を連ねているペッパンガン・モー.ラタナバンディット(タイ)。  ペッパンガンの戦績は120勝(11KO)28敗2分、身長170cmの20歳。昨年12月のK-1大阪大会でこのトーナメントの優勝候補・武居と接戦を繰り広げたヨーブアデーン・フェアテックスとも対戦し、勝利を収めた実績を持つ。また、今年3月に武尊と対戦したラジャダムナンスタジアム認定フェザー級王者ヨーキッサダー・ユッタチョンブリーには敗れている。  1回戦で玖村将史と対戦するペッパンガンは「今回K-1への参戦が決まり、タイ以外で試合をすることも初めてなので、出場が決まって嬉しかった。今からワクワクしている。今回のトーナメントでは絶対に自分が優勝できると思っているし、ムエタイのレベルの高さを日本のファンに見せるつもりだ。K-1のリングで自分はスターになる」と、タイの国技ムエタイの誇りにかけて優勝すると意気込む。  優勝候補の武居と1回戦で対戦するアレックス・リーバス(スペイン)は、身長168cm、戦績は18勝(8KO)2敗の18歳。ISKA(国際スポーツキックボクシング協会)アマチュアK-1ルールとアマチュアフルコンタクトルール(ローキック禁止)の両世界フェザー級王者。  高いボクシングスキルと鋭いローキックを武器とし、スピーディかつ獰猛なファイトスタイルから“EL PUMA(エル・ピューマ)”の異名を持つという。ヨーロッパ諸国で試合を続け、17歳にして20戦近い戦績を持ち、2018年11月にK-1に初来日。K-1フェザー王者・村越優汰から1Rにパンチでダウンを奪い、判定勝利する番狂わせを起こした。2019年3月の『K'FESTA.2』で武居との対戦が決定していたが、家族の事情により無念の欠場。今回、仕切り直しの一戦となる。  リーバスは「K'FESTA.2は欠場になってしまったが、トーナメント出場のチャンスをくれたK-1には本当に感謝している。トーナメントでは武居と戦いたいと思っていた。俺は武居よりもいろいろな面で優れていると思うし、それを今回の試合で証明したいと思っている。前回以上に強くなった俺の姿を楽しみにしていてくれ」と、武居との対戦に意欲を示す。  晃貴vs隼也の勝者と1回戦で対戦するサンベル・ババヤン(アルメニア)は、OMKE(オーガニゼーション・ムンジアル・キックボクシング・エスパニア=世界スペイン・キックボクシング機構)54kgとWKN(ワールド・キックボクシング・ネットワーク)53.5kgの両スペイン王者。戦績は9勝(5KO)1敗1分で、身長160cmの21歳。  前に出る突進力と回転の速いパワフルなパンチを武器にする超攻撃型ファイターで、スペイン、フランス、イタリアといったヨーロッパマットで活躍。中村拓己K-1プロデューサーは「身体が大きいわけではないが、パワフルなファイトスタイル。パンチの回転力が速い。出場選手を探している中で一番K-1に向いている、スタイルの部分で選んだ。凄くスピーディーな試合になると思う」と評した。  ババヤンは「軽量級で世界トップレベルの選手たちが集まるK-1への出場が決まって、本当に嬉しく思っている。自分は絶対に下がらない好戦的なファイターだ。自分の拳に自信を持っているし、日本で輝けるような試合をするので楽しみにしていてほしい。トーナメントで誰と戦うことになっても、全員マットに沈めるつもりだ」と、KO宣言している。  そして、1回戦で玖村修平と対戦するサデック・ハシミ(イラン)は、アマチュアムエタイ大会の中で最も権威があるとされるIOC公認団体IFMA(国際アマチュアムエタイ連盟)アマチュアムエタイ2016欧州王者、WMF(世界ムエタイ連盟)2017世界王者。戦績は14勝(4KO)2敗の27歳で、出場メンバーの中で最長身の174cmを誇る。現在はタイでプロの試合経験を積んでいるという。  ハシミは「同じイラン出身のシナ・カリミアンの活躍を見て、ずっとK-1は憧れの舞台だった。このようなチャンスをもらえて嬉しい。トーナメントには強い選手しかいないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。まだ皆さんは私のことを知らないと思うが、インパクトのある試合をして、イラン人として2人目のK-1チャンピオンになりたい」と、同国のシナ・カリミアン(現K-1クルーザー級王者)に続いてK-1でイラン旋風を巻き起こしたいとコメントしている。 ▼K-1 WORLD GP 2019スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント1回戦(1) 3分3R延長1R玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)vsペッパンガン・モー.ラタナバンディット(タイ) ▼K-1 WORLD GP 2019スーパ、ー・バンタム級世界最強決定トーナメント1回戦(2) 3分23R延長1R晃貴or隼也ウィラサクレックvsサンベル・ババヤン(アルメニア) ▼K-1 WORLD GP 2019スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント1回戦(3) 3分3R延長1R武居由樹(POWER OF DREAM)vsアレックス・リーバス(スペイン) ▼K-1 WORLD GP 2019スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント1回戦(4) 3分3R延長1R玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)vsサデック・ハシミ(イラン) ▼K-1 WORLD GP 2019スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント準決勝(1) 3分3R延長1R1回戦(1)の勝者vs1回戦(2)の勝者 ▼K-1 WORLD GP 2019スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント準決勝(2) 3分3R延長1R1回戦(3)の勝者vs1回戦(4)の勝者 ▼K-1 WORLD GP 2019スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント決勝 3分3R延長1R準決勝(1)の勝者vs準決勝(2)の勝者
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