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【K-1】佐々木大蔵「僕と大和選手とでしか作れない作品を作れた」瓦田脩二「涙が出てきそうになった」

2020/12/14 21:12
【K-1】佐々木大蔵「僕と大和選手とでしか作れない作品を作れた」瓦田脩二「涙が出てきそうになった」

ベテランの大和哲也に競り勝ち、実力をK-1のリングでも証明した佐々木

 2020年12月13日(日)東京・両国国技館で開催された『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の一夜明け会見が、14日(月)都内にて行われた。

 会見には第6試合で大和哲也(大和ジム)を判定3-0(30-29×2、30-28)に破ったKrushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO)が出席、前夜の試合を振り返った。


「昨日は戦前から大和選手の哲学、僕のアートという図式で対戦することになったんですけれど、大和選手とでしか作れない作品というものを作れたと思います。強いて言うのであれば、一つ二つ三つ…色が足りなかったかなという、もう少し足せたんじゃないかなという思いが今ありますね。

 自分の悪い所を探すような感覚で映像を見ていたので、自分の足りない部分だったりというのが、映像を振り返ってさらに出たなというのは一つありますね。

(大和は)僕がデビューする時からトップで活躍している選手で、今も変わらず昨日の結果としては勝利ということですけれど、勝利できたから上に行ったとかではなく、一人の男として凄く見上げる存在というか。

 あと一つエピソードとしては、去年タイに行ったんですけれど、僕が目指すセンチャイ(近代ムエタイの“神”と呼ばれる生ける伝説)さんは大和選手とも面識があって試合もされていて、実は大和選手にダイレクトメッセージを送らせてもらって、センチャイに会えるジムだったり、いろいろなアドバイスをもらっていたので、僕の中では変わらず人間としても凄く尊敬できる方ですね。


 勝ったからどうなのっていう、僕はあまりそこに執着してないですね。僕は大和選手と戦えたことが、僕にとってかけがえのない一つの財産。この経験をどのようにしていくかは僕自身にかかっていると思うので、ここで勝利したということでさらに高みを目指して突き進んでいくのみですね。

(同階級のK-1王者で同門の山崎秀晃について)本当にずっと背中を追いかけていて、大和選手同様、尊敬できる、ファイターだけの尊敬じゃないですよね。人として尊敬している方なので、僕は常にそこを見据えてますよ。秀さんに恐れられる存在になることが僕のやるべきことですし、その中で一人でも多くの方に力を届けられるような、自己満で終わるのではなくて、力を与えていきたいですね。

(同門対決も辞さない?)それは分からないですね、どうなるかは。時の運に任せます」

 第5試合で延長戦の末に大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)を判定2-1で破った、瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)も会見に出席。前夜の試合を振り返った。


「応援ありがとうございました。昨日は尊敬する大好きな大沢選手と試合が決まって、いろいろな思いがあったんですけれど、文也くんだったからこそ当日までいつも以上に追い込むことができましたし、昨日のような試合ができたかなと思っています。

 文也くんは自分がアマチュアの時から憧れている存在で、本当に自分よりもっともっと上の選手だと思っていました。そういう選手に勝てたことが本当に嬉しいと思っています。一番最後に文也くんと座って喋っている時は涙が出てきそうになりました。


 もしかしたら遠慮しているみたいに思った人もいたかと思うんですけれど、文也くんとは何度もスパーリングしていますし、自分のことも見てくれている先輩なので、こっちが何か攻撃しようとしたらカウンターを合わせられるかもしれないなっていう緊張感がありました。それで自分が手を出せなかったっていうのが正直なところです。気持ち的に開き直ってはいたんですけどカウンターを狙われているような気がして、1Rは手を出せなかったです。

 文也くんは自分が思っているより何倍も強いと思って練習してきて、文也くんは左フックが得意だし、左フックを出しづらいように動いて右ストレートを打ったところに左フックが飛んできて、そういうところを裏を突かれたと思いました。昨日も今日も連絡していて、ご飯に行こうと言っていて今調整している状況です(笑)。

 昨日越えた山は本当に高い山だったと思うので、来年もっと自分がこの経験を活かして成長している姿を見せることができればいいなと思っています。来年もっと強い自分を見せられるように応援よろしくお願いします」

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