2020年12月13日(日)東京・両国国技館で開催された『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の一夜明け会見が、14日(月)都内にて行われた。
会見には第9試合で山本直樹(優弥道場)を判定3-0(30-27×2、30-26)で破り、連敗を脱出した第2代K-1 WORLD GPフェザー級王者・村越優汰(湘南格闘クラブ)が出席。前夜の試合を振り返った。
「昨日の試合はどうしても勝ちが欲しいって言ってたので、しっかり勝ちを獲りに行けたんでホッとしています。本当に凄いプレッシャーがあって、もう負けられないという中での試合だったので、勝った時は本当にホッとしましたね。でも、ここで気を抜けないので、こっから先も気を張ってやっていきたいと思います」
宣言通りの完封勝利だったが「でも、俺の中ではまだですね。最後の方が、ちょっと俺的には印象が良くなかったので。そこをもうちょっと修正したいなと思いました。山本選手は凄く気持ちも強くて常に前に出てきて、プレッシャーも凄かったし、戦っていて凄く嫌だなという感じでしたね」と、満足のいく内容ではなかったようだ。
「俺は俺のスタイルを貫くだけ。俺のテクニックを見せて、完封っていうところが俺のスタイルなので。でも、そこでプラスアルファで自然に相手が倒れることもこれから先あると思います。昨日も倒すという意識はそんなになく、自然と流れの中で相手が倒れた(ダウン)ので。そこが進化していけば、自然と(K-1らしい試合を)見せられると思います」と、自分のスタイルにこだわりつつ、倒せるところも見せたいとした。
2021年の展望について聞かれると「この階級でやっている以上は一番上の人の所まで行かないと目標がない、意味がないと思うので、やっぱり一番上に行きたいですね」と、K-1スーパー・フェザー級のタイトルを狙い続けるとする。
1月の『K'FESTA.4』での武尊vsレオナ・ペタスのタイトルマッチに関しては、「試合はやってみないと分からないですが、どっちも凄く強い選手なので、打ち合う展開になるんだったら武尊選手が有利な展開になると思いますし、上手く戦うんだったらレオナ選手の可能性もある。自分も凄く楽しみに待っていますね」と注目していると言い、「もちろん、その2人に負けているので絶対やり返さないといけないと思っています。とりあえずその試合が終わらないと、もちろん勝者と敗者が生まれるわけなので、自分はどっちともやって、どっちともに勝たないといけないというのはありますね」と、両者にリベンジを果たしたいと語った。