少年・少女の部から壮年部まで各カテゴリーに全国から出場を希望する選手たちが集まった
国際空手道連盟 極真会館「極真祭2020」
2020年11月28日(土)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ
新型コロナウイルスの影響により、今年開催予定の大会の大半が中止を余儀なくされた極真会館。4月に開催予定だった国際親善試合も延期となり、今大会において開催を予定していたが、外国人選手の来日が困難な状況になってしまったことから、『極真祭』が開催される運びとなった。
今年最初で最後となった全国規模の大会に、下は5歳、上は壮年部まで、幅広い世代の選手が一堂に集結。各コート上で、熱戦が繰り広げられていった。そんな中、壮年部のカテゴリーに出場した選手より「コロナ禍の中、こうして試合が出来ることがとにかく嬉しい。とにかく今日の試合を楽しみたい」と出場への喜びを語る一面があった。
今大会は無観客での開催となり、選手・セコンド・大会関係者以外入場を禁止とし、また、入場時に検温チェックや消毒、マスク着用と、入念なまでのコロナ対策を講じていた。
試合におけるコロナ対策として、主審はマウスシールド、副審はフェイスガードをそれぞれ着用。ウォーミングアップ場もいくつかに分けるなどして、あらゆる場面でコロナ対策をし、万全に万全を期した状態でこの日を迎えた様子が伺い知れた。
コロナ禍の中で初の大会開催となったが、しばらくは”ウィズコロナ”が付いて回る大会となることが予想される。今後、各地方で大会が再開されていくだろうが、コロナ対策は必須と言える。今回の大会は、コロナ禍で開催される大会の一つの指標となった大会といえよう。しばらくは”見えざる敵”との闘いが続くが、大会の開催が正常化されることを願いつつ、日々の稽古に励んでもらいたいものだ。