シュートボクシング
インタビュー

【シュートボクシング】“東北の剛腕美女”の「パンチをもらっても倒れません」溝口孝湖が殴り合い宣言

2020/11/26 11:11
 2020年11月28日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2020 act.2』にて、SB日本女子ライト級1位・未奈(秀晃道場)とSB日本女子ライト級(63.0kg)初代王者決定戦を争うHOOST CUP女子スーパーライト級王者・溝口孝湖(WATANABE GYM)のインタビューが、主催者を通じて届いた。  溝口は“尾張の重戦車”の異名を持ち、女子離れした破壊力のある攻撃力が光る国内女子重量級のエース選手。こちらも強すぎて相手探しが難航、ここ数戦は主戦場とする『HOOST CUP』で外国人選手との対戦が続く。昨年5月にはHOOST CUP女子スーパーライト級王座決定戦でアーネスト・ホーストの愛弟子であるWKU世界スーパーライト級王者マーレーン・オクックスを右フックで、1R62秒で秒殺してタイトルを獲得した。以前から未奈との対戦を熱望しており、ようやく決まった一戦にモチベーションは高いという。 ドン・フライvs高山善廣戦のようなガンガン打ち合う試合をイメージ ――今回SB初参戦となりました。 「SBという大きな団体で試合ができることを光栄に思いますし、一発目でタイトルマッチを組んでいただき嬉しく思います。SBには立ち関節技、投げ技が認められている団体ですが、私はキックボクサーなので打ち合って勝負するだけです」 ――対戦する未奈選手にはどのような印象がありますか? 「どんどん前に出てくるタイプの選手なので私もどんどん前に出て面白い試合になりそうだなと。私の階級ではなかなか女子選手がいない中、未奈選手は同じ階級で活躍されていたので以前から対戦したいと思っていた選手でもあり、今回タイトルマッチという一番いい形で組んでいただき気合いが入ってます」 ――どういう試合になるとイメージしてます? 「もちろん殴り合いになるんじゃないかと。未奈選手はゴングが鳴ったらラッシュを仕掛けてきますよね。私もそれに対応できるぐらいの練習をしているので打ち合いますよ。ドン・フライvs高山善廣戦のようなガンガン打ち合う試合をイメージしています。なので、未奈選手には『投げてシュートポイントを取るような姑息な手段を使って逃げるなよ』と言いたいですね」 ――ちなみに一応、投げ技や立ち関節に対しての練習はしてます? 「それは全くしていません。とにかく殴り合いしかイメージしていません。私は未奈選手以上のパンチ力があるのでKOを狙っていきます」 ――自信のあるパンチ力はどのように身に付けたものなんですか? 「元々高校までバレーボールをやっていてアタッカーでした。その時もパワーがあり、スナップがキックでも活かされているのかなと。最初はプロ選手としてやるつもりはなく、フィットネス感覚でジムに入ったのですが、そういうパワーがあったのでプロ選手になることも進められました。ちなみに今年でキックをやって11年目ぐらいです」 ――女子重量級だと選手層も薄くなかなか試合が組まれることもない現状ですが、長く続けらていられるのはどういう理由からですか。 「応援してくださる方が周りにいるのでそういう期待に応えたい気持ちが大きいです。あと、うちのジム自体がアットホームで楽しい雰囲気なのもあるのかと」 ――選手を続けていく上での目標は? 「SBはRIZINと友好関係にあるので、ここでしっかりとベルトを獲ってRIZINの舞台に立つことが今の目標です。SBのタイトル戦の後には12月27日には自分が保持しているHOOST CUP女子スーパーライト級タイトルの防衛戦を控えていてそこでも勝って、ダメージがなければ4日後の大晦日の試合も問題ありません。コロナの影響でずっと試合がなかったので試合がしたくてたまりません(笑)」 ――そんな短いスパンでも問題ないと? 「そうですね。私は普段男子とばかりスパーしているので試合で怖さを感じたことはありませんし、ケガも全くないので頑丈が売りでもあります。未奈選手のパンチをもらっても倒れません」 ――ファンにメッセージをお願いします。 「完全アウェイの状況ですが、地元・岐阜から応援に来てくれる方もいるので、私の勝った姿を見せていい1日だったと思われるような試合にしたいと思います」
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