高校生の内にベルトを巻くという目標を達成するラストチャンスのMOE
2020年11月27日(金)東京・後楽園ホール『Krush.119』のダブルメインイベント第1試合(第7試合)、第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント決勝戦3分3R延長1Rで、菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と王座を争うMOE(若獅子会館)の直前インタビューが主催者を通じて届いた。
MOEは第19回K-1チャレンジ女子Bクラス -45kg優勝。現役JKファイターとして2018年12月にKrush初参戦。強豪を相手に連敗を喫したが、トーナメント初戦ではチャン・リーに判定3-0で勝利を収め、決勝へコマを進めた。戦績は3勝3敗。
高校生のうちにベルトを獲るラストチャンス
――いよいよ第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメントの決勝戦が近づいてきました。まず7月21日「Krush.115」での準決勝・優戦を振り返っていかがですか?
「言い方はよくないかも知れないですけど、おもんない、しょうもない試合をしてしまったなと思ってます(苦笑)。あとで映像を観て、自分でも『もっと行けよ!』と思いましたし、中継で解説の方にも言われてたように『こんな試合してたらあかんな』って思いました…」
「チャン・リー選手がやりにくかったのもあると思うんですけど、手数が少ないのと、あまり前にいけなかったかな、と。今は、その辺りの練習をして手応えはつかめてきました」
――準決勝以降、自分の中で良くなっていると思う点はどこですか?
「今まで全部(攻撃を)強く打とうとしてたんですけど、強弱をつけられるようになってきました」
――決勝戦の相手は菅原美優選手に決まりましたが、予想はしていましたか?
「いや、私は優選手が来ると思っていました。準決勝自体はバッティングが多い試合でしたけど、そこを抜きにして見ると、菅原選手はローが速くなっとって、前の試合よりもだいぶ強くなってるなと思いました」
――決勝に向けて、どんな準備をしますか?
「相手はまっすぐの動きが強いので、そこをどれだけ自分の動きたいようにできるか、その対策が必要かと思っています」
「普通の試合でも一個一個しっかり集中してがんばっているので、そんなに特別な意識はないですけど、とりあえず絶対に勝たないとあかんなって思います」
――チャンピオンになることについて、どんな想いがありますか?
「いままでKrushで負けた選手もおって、その選手に勝ってベルトを獲るわけやないんで、とりあえずベルトを獲って、負けた選手ともう一回やりたいなと思います」
――MOE選手は現役女子高生ですが、高校生でベルトを獲るという目標もあると思います。
「これが多分、高校生のうちにベルトを獲るラストチャンスやと思うんで、絶対に勝って高校生でチャンピオンになりたいと思います」
――女子の新しいチャンピオンが決まるということで注目を集めていますが、どのような試合を見せたいですか?
「倒すだけが全部いい試合だとは思ってないんですけど、倒せたら倒したいなと思ってます。見ている人たちに『MOE、メッチャ強いやん!』と思われるような試合をして、チャンピオンになります」