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魔裟斗が初めて明かす『大晦日格闘技』の“真実”「自分の試合の後ろにボブ・サップとかがいるとイラッとするんですよ」

2020/11/19 12:11
魔裟斗が初めて明かす『大晦日格闘技』の“真実”「自分の試合の後ろにボブ・サップとかがいるとイラッとするんですよ」

大晦日格闘技を振り返る魔裟斗。当時はヘビー級への対抗心があった 撮影/阪本勇

 今年もあとわずか。年末と言えば、そう、大晦日の格闘技イベントだ。2001年に“猪木祭”と呼ばれた『INOKI BOM-BA-YE 2001』でK-1vs猪木軍が行われてから、今年でちょうど20年目となる。2003年にはそれまで協力して大晦日イベントを開催していたK-1、PRIDE、猪木軍が分裂。民放3局で大晦日に格闘技が放送されるほどのムーブメントを巻き起こしたこともある。

 K-1が2003年から開催した『K-1 Dynamite!!』に5回出場した魔裟斗だが、最初の2003年(ボブ・サップvs曙が瞬間最高視聴率43.0%でNHKの紅白歌合戦の視聴率を超える史上初の快挙を達成した年)は「この時点ではK-1 MAXの方が大事だったんで『別にDynamite!!なんかどうでもいい。やんない。やだ』って断った」と出場を拒否。

 しかし、2004年には伝説の一戦として今も語り継がれる山本“KID”徳郁戦で大晦日イベントに初参戦した。


 その理由は「試合の解説で会場(2004年10月13日、HERO‘S代々木第一体育館)に行ったら、思いがけずKIDが『魔裟斗君、2人でちょっと試合でもして、日本を盛り上げましょう』って言われ。まったく想定外だったんで(苦笑)。KIDは『勝ったら言う』っていうことをTBS側に伝えてたらしいんですよ。後から聞いた話ですけど。こっちは全然、何も知らなかったんで。というか、言われた時点で100パー負けない、と思ってたんで。別に楽なカードだからいいや、くらいで。別にDynamite!!には何の思い入れもなく」と、“楽なカード”だったから受けたという。

 その日のメインイベントで行われたイメージのある魔裟斗vsKIDだが、実は9試合中の第6試合。魔裟斗vsKIDの後には、藤田和之vsカラム・イブラヒム、ボブ・サップvsジェロム・レ・バンナ、ホイス・グレイシーvs曙と、ヘビー級の3試合が行われていた。

 魔裟斗は振り返る。

「当時はヘビー級に対する敵対心があって『こっちの方が上だ』って。そういう勝負もしてたんで。だから『Dynamite!!なんてヘビー級とプロレスの舞台でしょ』って感覚だったんで。(中略)「当時の僕の性格からすると、自分の試合の後ろにボブ・サップとかがいるとイラッとするんですよ(笑)。『ふざけんな』っていう感じになるんですよ」と、大晦日イベントに対して反発心を持っていたと明かした。

 魔裟斗が大晦日の格闘技を振り返るインタビュー(聞き手:茂田浩司)は11月21日(土)発売の格闘技雑誌『ゴング格闘技1月号( No.311)』に掲載され、KID戦、アンディ・サワーとの引退試合などの大晦日で行った試合を振り返るほか、ファイトマネーやメイウェザー戦のオファーを受けたことなどを赤裸々に語っている。

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