K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1】京太郎がボクシングからK-1に復帰「K-1で活躍したら芸能人と結婚できるんだな、と」

2020/11/18 04:11
 2020年11月17日(火)都内で記者会見が行われ、2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にてK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA(ケーズフェスタ).4』の開催が発表された。  会見では、K-1ヘビー級王者から9年前にボクシングに転向。日本ヘビー級、OPBF東洋太平洋ヘビー級、WBCアジア太平洋ヘビー級と「ヘビー級3冠」を達成した京太郎(藤本京太郎改め)のK-1復帰が発表された。  京太郎はピンクのアフロのかつらを被り、K-1とボクシングのベルトを動物の被り物をした手下に運ばせて登場。 「K-1からスタートし、プロレスを1試合やり、ボクシングをやり、そして最後、K-1です。ABEMAに映る夢もかないました(笑)」  ボクシングライセンスを返上して、K-1に復帰した理由は「僕は元々コンプレックスが多くて、家庭も複雑だったし、自分をマイナスにとらえる人間。だから『人に必要とされること』はこんなにありがたいことはないんで。旧K-1をやめる時も『格闘技をやめようか』と思った時にボクシングの話をいただき、ボクシングでも夢を達成して、こうやってK-1の話をいただいた。この話が無ければ辞めていたと思います。26歳の頃から『早く辞めたい』と思ってるんですけど、必要とされてるんだな、と。先日、卜部の兄貴(弘嵩)に久々に会って、K-1で活躍したら芸能人と結婚できるんだな、と(笑)。それも楽しみにしております」  ただ「ボクシングでも試合をしたい。K-1と両方やりたい」という意向も持っている。 「僕は、これからボクシングでも試合がしたい。まだボクシング界に恩返しができてないんで、両方やりたいです。コミッションにちゃんと話をして、クリアになればいいと思ってる。最終目標は、10年後にプロを目指す子供たちに選択肢を広げることです」  また、かつての後輩の武尊や卜部兄弟の活躍については「嬉しいこと」という。 「新しいK-1の舞台で後輩のみんなが頑張って、強くなって、活躍しているのは本当に嬉しいこと。一杯連絡も貰って、まわりまわってまた一緒にやれるのも嬉しいし、ありがたいんで。僕も負けないように」  中村拓己K-1プロデューサーは「京太郎選手と並んだ時、ワクワクするような相手をぶつけたい」という。 「K-1はヘビー級とクルーザー級があって、クルーザー級は日本人選手も多いです。久しぶりに京太郎選手が出ることで、実現してないカードもたくさんあるので、どんな相手がいいのか、考えていきます。重量級の選手で、ボクシングで活躍して、またK-1に戻ってくる選手もいないと思いますし。今日の格好とか見ても(笑)『京太郎選手しか出来ないこと』がたくさんあると思うので、そういう姿をみなさんにお見せしていきたい」と語った。●京太郎のコメント 「僕はK-1からスタートし、その後にプロレスを1試合やり、ボクシングをやり、そして最後にまたK-1ということになりました。僕はK-1に対して遊びに来たと思っていて、遊びというのも真剣に取り組まないと何事も成功しない。もういい歳なんで、最後いい感じで、格闘技を終わらせられるこが出来ればと思います。あと僕が出たかったABEMAで今日の会見が生中継されて(うれしい)。 (ボクシングを引退してK-1に復帰を決めた一番の理由は?)僕は強くなりたいと思ったことは一切ないですし、格闘技を好きだと思ったことも一切ないです。本当に格闘技が嫌いで、格闘技は僕からしたら、早くやめるべきだなと、頭にも良くないしと思ったんですけど、17歳の時に自分の人生を懸けて、関西からのこの道を選んでずっとやってきて、この道があるんですけど……。 ああ、K-1復帰を決めた理由! 僕は自分をマイナスに捉える人間です。人に必要とされて、こんなにありがたいことはなです。以前K-1をやめて格闘技やめようと思っている中でボクシングの話をいただき、ボクシングでも僕の夢が達成できて、今回K-1の話をいただいて。僕はK-1の話をいただかなければ、どこにも行かなかったし(格闘技を)やめてたと思います。26歳くらいから早く格闘技をやめたいと思っているんですけど、34歳の今でもやっているということは、自分が必要とされているんだなと思います。 (K-1に再参戦に向けての練習環境や練習状況は?)僕、人生ノープランでやってまして、僕もこの2年間はほとんど家にいまして、練習していませんでした。先日一回蹴ったところ、両足の足の裏の皮がめくれるという緊急事態が起きて不安ではありますが、試合まで2カ月しかありません。とんでもない不安ですけど、私はやりたいと思います。あとは先日、久しぶりに卜部の兄貴(卜部弘嵩)に会いましたけど、K-1に出たら芸能人と結婚できるということで、私もちょっとそれを楽しみにしております(笑)。 (どんな選手と対戦したい?)僕自身、プロで15年やってきて、一度も誰かと戦いたいと思ったことはありません。やれと言われればやるのが格闘家です。僕自身、こんな格好して真面目なことを言いますけど、なぜこんな苦労をしてK-に1来たのか?と言われますけど、僕はボクシング界に凄いお世話になって、K-1にもお世話になっています。僕はこれからボクシングでも試合したいし、(K-1とボクシングを)両方やっていきたいという想いがあります。僕の最終目標は、10年後にプロを目指す子たちが、もっともっと格闘技で選択肢が広がればいいということ。それが一番の願いです。本当はそういうことを思う人じゃないですけど、ここまで歳を食ってみて、いろんな格闘技をやってみて思うのは、そのことですね。  10年後、子供が、もしかしたら状況的に格闘技をやっている子が減っているかもしれないですけど、それ以上に格闘技の選択肢を、いろんな団体もあるんでね。選択肢を増やしてあげられれば、一番の幸せかなというのが僕の考えです。(ボクシングにももう一度上がりたい?)僕はそれをやるために、どうにかしてどこにも角が立たないようにやろうと思っています。(K-1とボクシングを)両方やるという夢もあるんで、誰が(その方法を)知っているか分からないですけど、僕はそういう風に動きたいな、と。 (後輩の武尊選手がスターになり、卜部兄弟も活躍をし、それを見てきて刺激された部分はあった?)僕自身、自分のコンプレックスが強くて、自分も人並みに見られたいと思って、チームドラゴンからスタートしてみんなと共にやってきましたけど、僕はずっとボクシングやっている時もずっと暗いトンネルの中にいたというか。ボクシングは競技性が強いスポーツなんで、ずっと一人で戦ってるなと思っていました。17歳で関西から出てきた時も一人でやってきて、ヘビー級という環境もずっと一人でやって来て。特に教えてくれる人もいない中で格闘技を続けてきて、僕は自分の決意を持ってボクシングに行って、その中で後輩のみんながK-1という新しい舞台に立ってでがんばってることは僕にとってうれしいことですね。 みんなが強くなっていくのはうれしいことだし、またこうやっていろいろ回り回ってきましたけど、一緒にできるというのは僕にとってもいいことです。またみんなで一つのものを作り上げていけたら、みんなとまた一緒に(格闘技を)できるのは凄いありがたいです。僕もみんなに負けないようにまた新たに一からという意味で、K-1に対して全力でやる。全力って、僕は基本的に人生65%と思っていて、今までのK-1やボクシングも65%である程度これたんで、ちょっとK-1は75%、80%でがんばってみようかなと思いますね。 今日の会見にK-1とボクシングのベルトを持ってきましたが、過去の栄光には一切興味がないし、格闘家としてそこを誇っているわけでもないですけど、この二つ(K-1とボクシング)を背負ってきているという想いがあるし、さっき言ったように10年後に格闘技の選択肢を増やすことが目標で、僕はこうやってそれを体現してきていると思います」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア