K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1】復活の超問題児・芦澤竜誠「明らかに今までとは殺傷能力が違う。間違いなく倒す」

2020/11/12 12:11
【K-1】復活の超問題児・芦澤竜誠「明らかに今までとは殺傷能力が違う。間違いなく倒す」

「俺が満足する試合をしたら両国はみんなスタンディングオベーション」と芦澤 (C)K-1

 2020年12月13日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』にて、スーパーファイトのK-1スーパー・フェザー級3分3R延長1Rで、芦澤竜誠(PURGE TOKYO)と島野浩太朗(菅原道場)が対戦する。

 芦澤は2018年6月の第2代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントで第3位に輝き、9月には小澤海斗に勝利。しかし11月大会で卜部弘嵩に逆転KO負けし、2019年3月の『K'FESTA.2』でスペインのホルヘ・バレラにも3ノックダウンでKO負けして連敗。スーパー・フェザー級に階級を上げて臨んだ6月の両国大会でも大岩龍矢に敗れて引退を表明したが、2020年9月のK-1 DX「芦澤竜誠を殴りたいやつ、大募集」で現役復帰を宣言した。戦績は21勝(13KO)11敗1分。

みんなは俺が勝つか負けるかを見に来るんだから、相手のことなんか興味ない

――約1年半ぶりのK-1復帰が決まりました。久々に会見にも出席しましたが、いかがでしたか?

「どうもこうもないっす。インスタライブみたいなもんですよ(笑)。会見はスーツで来いって言われたからスーツを着てるぐらいで、何にも変わらないっす。みんな会見だからキッチリしようとか、カッコいいこと言おうとか考えてたんだろうなって思いますけど、そんなことしなくていいんですよ、俺は」

――芦澤選手らしい毒づきや“口撃”が見られるかと思いましたが、今回はそういう場面はありませんでしたね。

「島野選手は俺も普通に強いと思うし、もしやったら噛み合うと思うし、俺が倒そうが倒されようがどっちにしろ面白い試合になるなと思うし。そもそもみんな俺を見に来る訳じゃないですか? みんなは俺が勝つか負けるかを見に来るんだから、相手のことなんか興味ないんですよ。だから相手どうこうじゃなく『芦澤竜誠、完全に変わったな』という姿を見せたいです」


――なるほど。現在、芦澤選手はPURGE TOKYO所属として練習されていますが、どのくらい変わった手応えを感じていますか?

「確実に変わってるし、確実に強くなってますね。練習していて、楽しくなってきました。明らかに今までとは殺傷能力が違います。今の自分と過去の自分を照らし合わせて『そのパンチじゃ人は倒れないよ』っていうのが分かりましたから。30戦ぐらいやって10KOぐらいでしたけど(※正しくは33戦21勝13KO11敗1分)、今だったら80%ぐらい倒せるんじゃないですかね」

――噛み合った上で倒す試合になりそうですか?

「間違いなく倒す。ほとんどみんな島野選手のことを倒せてないじゃないですか。だからあれぐらい気持ちのある選手を俺が倒せたら、もう(誰と戦っても)余裕ですよ。同じ倒すにしても気持ちを折って倒したら、さらに凄いと思うし。島野選手の気持ちをしっかり折る、そういう試合をしたいです」

――心も体もタフな島野選手の心を折るような試合をすればインパクトを大きいですね。

「それができるんだったら別にKOじゃなくてもいいかな。俺の中で満足する試合をしますよ。でもそれは別に自己満足ってことじゃなくて、いま俺が考えてる“俺が満足する試合”をしたらみんなも絶対喜びますから。両国はみんなスタンディングオベーションです」

俺はもっと上を見ていて、もはやそこ(武尊)を見てない

――これからK-1ではどんな戦いを見せていきたいですか?

「トレーナーとは『毎試合毎試合、確実に強くなってると思われる試合をしよう』って話をしていて、それは俺も同意見ですね」

――スーパー・フェザー級は武尊選手のいる階級です。意識はしてますか?

「今までの俺だったら若さと勢いで『あーイケる。余裕な感じでしょ?』って言ってましたけど、来年の春ぐらいまでには“普通に”イケると思えてるんじゃないですかね。俺はもっと上を見ていて、もはやそこ(武尊)を見てないですよ。俺が目指すものの通過点として通ることはあるかもしれないけど、別にそこを通らなくても俺はもっと凄いところまでいくんで。ただみんなが盛り上がるカードはやりたいですよね。それが俺のことを応援してくれたり注目してくれている人たちへの恩返しだと思っているので」


――今の芦澤選手は周りに恩返ししたいという気持ちがあるのですね。

「それは最近また思ってきましたね。正直、俺が1年半遊んでる間に俺を格闘家だと思ってる人間は徐々に離れていきましたよ。でも格闘技・芦澤竜誠じゃなくて、人間・芦澤竜誠を好きな人たちは残ってくれたんです。そういう人たちから、俺はこのシーズンに愛をたくさんもらいました。今俺がKOして格闘技で成功することがみんなに対する1番の愛だと思うから、俺は受けた愛は絶対に倍で返したいと思っています」

――それで最後に芦澤選手からファンのみなさんにメッセージをお願いします。

「素人のやつらに『芦澤竜誠だったら勝てるんじゃね?』って一切思わせない試合をします。強いやつって格闘技センスも凄いし、『こいつは強いな』って思わせるオーラが出てるじゃないですか。そういう試合を見せます。あとは俺のことを応援してくれてるファンは絶対に批判も食らってると思うんです。それでも俺のことを大好きって言ってくれる人のために俺は絶対勝たなきゃいけない。『芦澤竜誠ヤバい!』と言って俺を応援してくれてたやつらに、『言っただろ? お前ら正解だよ!』と伝える試合をします」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.334
2024年9月21日発売
UFCデビューの朝倉海をビリー&エリーHCと共にインタビュー。またUFC6連勝で1位ロイヴァルと戦う平良達郎、DJの引退インタビュー、期待のプロスペクト、格闘技の新しいミカタを特集!
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント