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【RISE】那須川天心との引退試合を終えた裕樹「彼はやはりいい男ですね。カッコいい男だなって思った」

2020/11/02 13:11
 2020年11月1日(日)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)で開催された『Cygames presents RISE DEAD OR ALIVE 2020 Osaka』のメインイベントで、RISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)を相手に引退試合に臨み、壮絶に散ったRISE三階級制覇・裕樹(ANCHOR GYM)が試合後インタビューに答えた。 「一生懸命に頑張りました。対面して世界と戦う男の、世界一の男の強さを肌で感じることができて、最後によかったなと満足しています」と、清々しい表情を見せた裕樹。  実際に戦った那須川の印象は「今日は映像で見ていたより気迫が…そういう言い方をすると変な感じになりますが、もうちょっと距離を取って来るのかなってイメージがあったんですけれど、けっこう僕に付き合ってくれた。パンチも強いし、拳を感じる硬い拳でした。(一番効いたのは)最後の飛びヒザじゃないですかね。見えていなかったし。かといって守りに入ったわけじゃないし、僕も天心も倒しに行った、その結果こうなった。まあ、左が効きました」と、お互いに倒しに行ったからこそ生まれたKO劇だったと振り返った。  打ち合いで自身のパンチも当たっていたのではないかとの質問には「天心もリスクを負って前に来てくれたので、当然こっちのパンチが当たることはあるかなと思いますし、左フックはけっこう感触はありました。相手に効いているか効いていないかは別として、僕は当たった、行けるっていう感じはありました。天心がノーガードでやってくれて、僕もそれに応える形で打ったんですけれど、逆にああなると効かないってこともあるんですよね。(受ける体勢ができているから?)そうそう。なので打ち合いの時に左フックが一発いいのが当たった印象はあったんですけれど、天心君の立場からするともらってない、もしくは効いてないと言うかもしれません。僕は感触はありました」と、那須川が前に出て攻めてきたから当たったとの前提で手応えはあったとする。  ローキックに関しては「感触は…打つことがなかなか難しかった。打ちたかったんですよ。でも予想以上にパンチが硬くて重かった。ゴツゴツしていた。これをもらうとまずいなっていう風に僕の中で迷いが生じてしまった。それによってなかなかローキックを蹴ることができなかった。ちょっと詰まってしまっていましたね。クリーンヒットはなかったと思います」と、満足のいく一発はなかったという。  改めて引退試合の相手を受けてくれた那須川について、「彼はやはりいい男ですね。いい男です。試合は初めてだからパンチの硬さとか強さは今日しか分からないことですが、彼と今までいろいろ話してきた中で、僕にしか分からない彼の良さはありますね。それは何かっていうのは言葉では言い表せない。だけど、凄くカッコいい男だなって思いました。  最初に強いなって感じたのはRISEの100回大会。彼がデビューした時。僕の後輩がデビュー戦の相手で。僕の引退試合もって感じでリアルディールとアレだなって思いますけれど、あの時に強いヤツおるなっていう。今でも覚えていますね。ミドルにパンチを合わせたんですよ。それが凄く印象に残っていて。それでその時に『今度スパーリングやろう』って言って。彼がニヤッと笑って。そこからちょくちょく那須川代表とも、アツい方なので僕のこともよくしていただいて、セミナーとかもしていただいて。だから今回は彼にとってはやりにくい試合だったと思います。本当に受けていただいて、この一戦のために時間を割いてくれたことには感謝しかないです」と、那須川天心を評した。
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