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【K-1】才賀紀左衛門vs卜部弘嵩のパパ対決、卜部は「子供は関係ない」才賀は「娘にカッコいいと思われたい」

2020/10/28 21:10
 2020年12月13日(日)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の記者会見が、10月28日(水)都内にて行われ、対戦カード第二弾が発表された。  K-1へのカムバック参戦が発表されていた才賀紀左衛門(PURGE TOKYO)の出場が決定。対戦相手は第2代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)に決定した。  才賀は空手をバックボーンに持ち、2007年大晦日のK-1甲子園でデビュー。K-1、Krush、シュートボクシング、REBELSなど様々なリングを渡り歩き、2014年10月からはMMAにも参戦。2017年12月29日には朝倉海とも対戦している。今年8月、新生K-1参戦を表明した。  卜部は初代・第4代Krushスーパー・フェザー級王者として5度の防衛に成功、2015年11月には卜部功也との兄弟対決に勝利して、第2代K-1スーパー・フェザー級王者となった。2017年2月の初防衛戦に敗れるとフェザー級に転向。2019年3月、2階級制覇を目指して村越に挑戦したが判定負けを喫した。11月の「K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント」では準決勝進出もジャオスアヤイに敗退。今回は約1年ぶりの試合となる。  会見で才賀は「年内に試合ができてよかった。しかも相手がヒロで、昔から知っているファイターで大好きだし、尊敬しているので。ずっと今のK-1でトップでいて、チャンピオンになっているヒロと試合ができるのは自分の実力が今どこにあるか測れるし、僕も長い間格闘技をやって来たので自分のパフォーマンスを出して挑んでいこうと思います」と挨拶。  卜部は「去年11月に試合をしてけっこう経ってしまったけれど、前回の試合が終わったあと、もうやめてもいいかなと思っていたので。やりたくなったらまたやればいいし、どうしようかなって期間を生きてきて。また戦いたいなと思ってリングに上がることを決めました。僕は根っからのファイターなんだなって思うことが普段の生活で多々あって、純粋に戦いたいなって気持ちになりました」と、一度は引退も考えたが再び戦いたくなったから復帰すると話した。  お互いの印象は「カッコよくていいヤツって印象ですかね。何でもできる。蹴って良し、殴って良し、遠い距離でも近い距離でもいけるトータルファイター的な感じ」(才賀)、「デビュー当時から知っています。空手ベースのファイターですね。しばらく会ってない期間もあったので、そんなに喋ることもなかったんですが、またリングで戦えることを楽しみにしています」(卜部)というもの。  復帰戦にして卜部はキツい相手ではと聞かれた才賀は「知っている子と試合をするのは嫌やね。でもヒロは王者にもなっているし、自分の実力を試すにはいい相手。ヒロに勝ったらすぐにタイトルマッチだっていけるわけやし、自分の中では久しぶりのK-1の試合だけれどヒロのおかげでモチベーション高く練習ができています」と、いい相手だとした。  復帰に向けて強化している部分については「立ち技から離れていたので、立ち技の練習をしっかりしていて。昔の動きが良かった自分と今の自分を見比べて、よかった時の自分にいま戻しているし、戻すだけじゃなくテクニックやスタイルは今のK-1ルールに合ったスタイルに変えています」という。  一方の卜部はこの試合で「チャンピオンにいいアピールをしたいですね。見ているのはそこなので。それだけです。それを証明できる試合をしたい。挑戦者にふさわしい試合をしたいです」と、2階級制覇をまだ諦めてはおらず、その足掛かりにしたいと語った。  また、卜部は子供が生まれたばかり、才賀は子供の前で戦う初めてのK-1での試合となる“パパ対決”について、2人は次のように対照的に答えている。 卜部「子供が生まれて初めての試合で。多分みんな子供のためにとか、そういう風に思ってくれるでしょうけれど、僕はデビューしてからずっと1試合1試合必死だし、勝って結果的に子供を抱っこできたらいいなとも思いますが、そこはあまり関係ないかなって気持ちですね」 才賀「僕はあまり自分の子供たちに試合を見せないっていうか、戦っている姿はあまり見せていない。一番下の娘がパパのパンチ・キック見たいなって最近言ってくるので、娘が見てもイケてるような、パパはカッコいいなって思ってもらえる、勝てる準備をしていきたい。次の試合を見せるかどうかはまだ悩んでいますが。ヒロとは逆に僕は娘のために、僕がずっとやって来たのは格闘技なので、格闘技も子育てもできていい親父っていうのを見せたいというか。娘にもカッコいいお父さんやなって思われるように毎日生活していますね」
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