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【REBELS】バズーカ巧樹と対戦する自衛隊出身の大谷翔司「本物のバズーカほどの一発はない。“不発弾巧樹”に改名すれば?」

2020/10/26 20:10
 2020年12月6日(日)東京・後楽園ホール『REBELS.69』の記者会見が、10月26日(月)都内にて行われ対戦カードが発表された。この日は昼夜大会として行われ、昼の部の『REBELS.68』は本戦が全試合REDルール(ヒジ打ちあり)、夜の部の『REBELS.69』は本戦が全試合BLACKルール(ヒジ打ちなし)となる。  -63.0kg契約でREBELS-BLACK 63kg級王者バズーカ巧樹(菅原道場)と、大谷翔司(スクランブル渋谷)がノンタイトルマッチで対戦。  バズーカはMA日本キックボクシング連盟をホームリングに様々な団体で活躍。特にKrushやK-1では6勝(4KO)1敗という好成績を残した。無法島GPでは1回戦で二冠王・橋本悟(橋本道場)からダウンを奪い判定勝ち。準決勝では古村匡平(FURUMURA-GYM)から2度のダウンを奪い判定勝ち。決勝では西岡蓮太(龍生塾)に判定負けを喫するも大きなインパクトを残して“覚醒”。8月大会では丹羽圭介(TEAM KSK)に判定勝ちで王座を奪取した。  大谷は陸上自衛隊出身。2016年にデビューし、2019年1月にはREBELS-MUAYTHAIライト級タイトルへの挑戦を経験(ドロー)。その後もコンスタントに試合を続け、6月のREBELSでは新日本キックボクシング協会の高橋亨汰とドロー、10月のREBELSでは元蹴拳スーパーフェザー級王者・津橋雅祥に判定勝ち、そして12月1日のムエタイオープンでは五冠王の翔・センチャイジムと引き分けた。今年2月のKNOCK OUTではベテランの一輝を得意の右でTKOに葬っている。8月にはJAPAN KICKBOXING INNOVATIONで紀州のマルちゃん(武勇会)を破り、INNOVATIONライト級王座に就いた。 「バズーカ選手の相手には何人か候補がいた」と宮田充プロデューサー。その中で大谷が選ばれたのは8月にタイトルを獲得したことと、8試合負けなしの戦績から。  大谷は「若手からベテランまで揃っている63kgで、いきなりチャンピオンとやらせてもらえるとのことで、力を出し切れば普通に勝てる相手だと思っているので普通に勝って、この階級をさらに面白くしてやろうと思います」といきなりのビッグマウス。  タイトルを獲ったことで自信がついたからかと思いきや、「多少の自信と自覚が出たくらいで、まだ変わったことはなくて。もっと上を目指したいです。新しいことに挑戦して強いヤツを倒してもっと有名になりたい。僕は元々自衛隊にいて、本物のバズーカを見ていたけれど、バズーカ巧樹選手はバズーカほどの一発はないなと。どちらかと言えば不発が多くて、この際“不発弾巧樹”に改名した方がいいと思います」と、本物のバズーカを知っている男ならではの自信だった。  王者としての第一戦でいきなり挑発を受けたバズーカは「押忍。12月までに火薬の補給に集中します。着々と補給しているので、蹴りでもパンチでもどっちでも倒せるので、どっちかで倒します。彼がどこの誰か知らないけれど、12月にぶっ倒すのでほざいておけばいいですね。押忍」と、いつも通り表情ひとつ変えずに答えた。  チャンピオンになっても「特に変わったことはない」と言い、「もっと強い相手と戦いたいので、勝ち進んで強いヤツ全員を倒します」とバズーカ。今回の相手に対する満足度はどうかと聞くと「相手のことは全然知らないので、とりあえず目の前に現れた相手を倒していくだけ。普通に倒して次に進みます」と、大谷は通過点に過ぎないとした。  どんな試合を見せたいかとの問いに、大谷は「対策は練っていきますが、最初から倒しに行くわけじゃなく最終的に自分がリングに立っていればいいかなと思っています」とし、バズーカは「前回の試合はダウンを取れなくて全然ダメダメでしたが、普通にやって普通に勝つつもりだったので計画通りですね。最近倒せていないので今回はしっかりぶっ倒します」とKOを狙うという。  バズーカにフェイスオフを仕掛けられたことに大谷が「強さとは何かを真剣に追及している感じはあって、そこだけはリスペクトできるかな。気合いは入っているのかなと思いました」と言えば、バズーカは「気合いが感じられなかったので、しっかりリングで感じさせてくれよって感じです」と大谷は気合いが足りないと指摘した。  それに大谷が「当日は緊張感のある試合をしたい」と言えば、バズーカは「彼にリング上で気合いを見せてもらって、しっかり倒したいと思います」と、大谷に“気合いを入れてこい”と言い放った。
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