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【UFC】「父がいなければ戦えない」ヌルマゴメドフがゲイジーに一本勝ちで統一王者となり電撃引退。ウィテカーがキャノニア下す。極真ボルコフが三日月蹴り衝撃KO=『UFC 254』

2020/10/25 04:10

【セミメインイベント】

▼ミドル級 5分3R
〇ロバート・ウィテカー(186lbs/84.37kg)豪州 1位
[判定3-0] ※29-28×3
×ジャレッド・キャノニア(185lbs/83.91kg)米国 2位

 前王者ウィテカーはミドル1位、キャノニアは2位。2019年10月にイスラエル・アデサニヤに敗れ王座陥落した“ブリッツ”ウィテカー。このキャノニア戦は一度、3月に組まれていたが「燃え尽き症候群」で欠場。2020年7月にダレン・ティルに判定勝利で再起を果たしている。

 対するキャノニアは、2019年9月のジャック・ハーマンソン戦からは1年1カ月ぶりの復帰戦。ライトヘビー級からミドル級に落とし、デビッド・ブランチ、アンデウソン・シウバ、ハーマソン相手に3連勝中だ。

 1R、オーソドックス構えのウィテカー。サウスポー構えからオーソドックス構えに戻すキャノニア。足払い気味のローでウィテカーを崩すキャノニアは右ハイも空振り。サウスポー構えにスイッチし左前蹴りを狙うキャノニア。ワイドスタンスのウィテカーの前足に右のカーフキックを2連打で当てる! その入りに右のカウンターを打つウィテカー。右ハイをガード上に打つ。

 サウスポー構えになるキャノニアの右ジャブに左ジャブを合わせるウィテカー! キャノニアはウィテカーの前足に右のカーフを当てる。ウィテカーは左ジャブ、右ハイをガード上に当てて止める。キャノニアは左の前蹴りを返す。

 2R、ウィテカーの左の突き、右ローを打つキャノニア。さらにサウスポー構えから左の前蹴りを腹に突く。さらに右のカーフキックを当てるキャノニア。ウィテカーの右ストレートの飛び込みに左の蹴りを返す。しかし、ウィテカーは左ジャブでキャノニアの右目を腫らせる。詰めてダブルレッグテイクダウンはウィテカー! キャノニアの立ち際を右ハイを狙う。中央に戻り、右の突きを当てるウィテカー!

 3R、サウスポー構えから入るキャノニアはオーソドックス構えに。ウィテカーは左ジャブ、右ストレート。それを左に頭を下げて避けようとするキャノニアに右ハイ! 崩れるキャノニアは脳が揺れ足元がおぼつかずバランスを崩してダウン。一気に詰めるウィテカーはパウンド連打するが、キャノニアはハーフガード。そこにパスガードからマウント、バックで両足をかけるウィテカー。しかし胸を合わせ立ち上がるキャノニア。ウィテカーは左アッパー、さらに左ジャブをコツコツ当てる。右目がふさがるキャノニアだが、右フック! 崩れるウィテカーだが持ち直すと、ダブルレッグへ。それをキャノニアが差し上げ、試合終了。

 判定は3-0(29-28×3)でウィテカーが勝利。アデサニヤとの再戦に向け、ナンバー1コンテンダーの座をキープした元王者は、「フィニッシュ出来れば良かったけど、勝ちは勝ちだ。キャノニアはとてもタフだったよ」と笑顔で語った。

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