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【RISE】那須川天心“男と男の勝負”に「絶対になるでしょうね。その気持ちには応えたい」

2020/10/24 20:10
【RISE】那須川天心“男と男の勝負”に「絶対になるでしょうね。その気持ちには応えたい」

ダイナミックな蹴り技を見せる那須川天心。連戦の疲れはあるもののいつも通り絶好調 (C)RISE

 2020年11月1日(日)エディオンアリーナ大阪『RISE DEAD OR ALIVE 2020 in OSAKA』のメインイベントにて、RISE三階級制覇・裕樹(ANCHOR GYM)と対戦するRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)が、10月24日(土)千葉市内にて公開練習を行った。


 スピードとキレのあるシャドーのみを公開した那須川。ジャブ、左ストレートは当然のこと、バックスピンキックや2回転蹴りも繰り出し、最後は左のスイングフックを豪快に繰り出して終了。ミット打ちは行わず「いま練習が終わったばかりなので、ちょっと疲労が溜まっているのでこんな感じで。今回はハイペースな試合なので、いつもより疲れが溜まりやすいかなって言うのはあります」と、9月の『RIZIN』に続く試合に疲労がやや溜まっているようだ。

 自身のSNSで掲げた“冷静かつ上昇”とのテーマの意味を聞かれると「急に(頭に)浮かんできました。冷静にいきたいと思って。なおかつ自分が上がるって感覚ですね」と感覚的に説明。


 今回対戦する裕樹とはエキシビションマッチをやったり、裕樹のジムでセミナーを行ったこともある仲だが「関係ないです。相手として見ています。もちろんMr.RISEと呼ばれてRISEを引っ張ってきた人物なので尊敬はしています」と、試合となれば関係ないとした。

 裕樹が予告しているローキックについては「試合になってみないと分かりませんが、そこに関して対策をしようというわけではない。ローをもらわないように動こうかなとは思っています」と特に警戒しているわけではない様子。


「ローをプロでガチでもらったのも効いたことも多分ないです。自分は打ったらその場にいたら嫌だなと意識して練習しているので。空手時代からそう。大きい選手に勝つには打ち合ったらダメ、打ったらその場にいないことは今も意識しています」と、攻撃したらその場にいつくことなくすぐに動くという戦い方を徹底しているという。「でもローは蹴る数が多いと思うので、全部もらわないことは難しいとは想定しています。想定以内ではあると思います」と、全てをかわしきれるわけではないと冷静だ。


 裕樹が“根性”で対抗すると、皇治と同じことを言っていることに関しては「いろいろなタイプの選手がいるので…僕はそういう感じではないですね。裕樹選手に対してどういうことをしようかなと考えて練習しています」と、人それぞれだとする。

 しかし、裕樹が掲げている“男と男の勝負”とのテーマには「そういう勝負には絶対になるでしょうね。裕樹選手は昔からアツい選手なので、その気持ちにはしっかり応えたいと思いますし、応えつつしっかり倒さないといけないと考えています」と、裕樹の気持ちに応えつつ倒して介錯すると言い放つ。


 横浜・大阪の2連戦で伊藤隆RISE代表が発表した“天心vsRISE”とのテーマには「そういうテーマを自分の団体から上げられるのはビックリしました。でも、負けないなって思いました。皆さんも分かると思うんですよ。皆さんが決めてもらえればいいこと」と、どの選手にも負けない試合を見せるとの自信にあふれていた。

 大阪での試合に関しては「大阪はいいところですよね。今まで試合した中でも盛り上がった。凄いパワーが漲ってました。格闘技の熱がアツいです」と、お気に入りの場所でもあるとする。


 同大会で行われる「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント」に関して聞かれると、「そこに関しては自分の試合がメインなのであまり意識できないですが、楽しみな部分はあります。なんとなくは考えていますが、面白いですよね。誰になるんだろうな。ある程度は予想ついていますけれど。あと、決勝と1回戦の間隔が短いなってビックリしました。それは大丈夫なのかなって思いました」と、すでに自分の中で優勝候補はいるようで、加えて選手たちのコンディションを心配する余裕も。


 最後に那須川は「しっかりといい追い込みができていますし、準備をしっかりとみんなで強くなることだけを考えて練習してきたので、その結果が出ると思います。裕樹さんの引退試合だからというのは関係なく、自分の試合をすればいいのかなってそういう風潮になってきて、そのままの感じで行けばいいのかなって思っています」と、練習で培ったものを試合で見せるだけと語った。

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