2020年10月24日(土)東京・GENスポーツパレス『Krush-EX 2020 vol.2』の前日計量が、23日(金)都内にて13:00より行われた。
今大会では女子マッチが2試合組まれ、いずれも注目の女子ファイターがデビュー戦を迎える。第2試合の女子-50kg契約2分3Rで対戦する、ケイト・ウィラサクレック(WSRフェアテックス三ノ輪)は49.2kg、JASMINE(=ジャスミン/ポゴナ・クラブジム)は49.5kgでそれぞれ計量をパスした。
ひと際目を惹いたのは、JASMINEの褐色の肌とその肉体だ。「フィジカルでも鍛えていて、筋肉量も上げてきました。ウェイトトレーニングで瞬発力と体幹を鍛えています。元々、ボートをやっていて高校生の時は埼玉県代表で全国大会に出場し、日本代表候補にも選ばれました」という女子版フィジカルモンスター。
「ジムには最大140kgしかなくて、それなら普通にスクワットで持ち上げられます」と言い、「パワーなら女子の誰にも負けない自信がありますね。アマチュアの試合でも16オンスのグローブでワンパンチKOしました」と、パワーには絶対の自信を持つ。
「毎日1日3食とって、減量前はお肉を3.3kg食べました(笑)。かなりの肉食女子です」と笑うJASMINEだが、実は「キックボクシングは2年前に始めたんですが、出産をきっかけにダイエットのつもりで始めたんです」と、4歳の男の子のママだという。
対戦するケイトについては「可愛いなって印象です。私もフィリピンとのハーフなのでハーフ対決ですね(ケイトは母がベラルーシ出身)。私をボディで倒そうと言っているとの話が伝わってきましたが、絶対に倒れないです。同じジムの海斗選手やFUMIYA選手(いずれもK-1・Krushファイター)など90kgある男性選手にミドルを蹴られてもふんばっているのであんな細い子には負けない」と、打たれ強さにも自信を持つ。
さらに「男性とスパーリングして今まで12人くらいあばら骨を折ってきたので、倒すとかKOするとかじゃなくて骨を折ったろ、と思っています。骨をいただきますよ。右の上から2番目のあばらを折ってやります」と、なんとピンポイントでの“骨折り”を予告。「計量で見た時、かわいそうだなって思っていました」とニヤリと笑う。
明日の試合は子供も応援に来るそうで「絶対に負けられないですね」と言い、プロとしての目標を聞くと「とりあえず、出産されてから格闘技を辞めてしまう人が多いけれど、そのまま出来るんだよって、ママたちの背中を押すような存在になりたいです」と語った。