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【K-1】プロ16戦無敗の山田真子に挑む優「女ならではの動きというのがあるわけですよ」

2020/10/21 23:10
 2020年11月3日(火・祝)福岡国際センター『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』にて、ボクシングとキックボクシングを通じて16戦無敗という記録を打ち立てている山田真子(KINGS)と対戦する優(北斗会館押上道場)が、10月21日(水)都内所属ジムにて公開練習を行った。  優は中学・高校と陸上部に所属し、インターハイで4位の実績を持つ。30歳を過ぎてからキックボクシングを始め、現在は代官山にある美容室のオーナーでありアイリスト(アイメイクアーティスト)。2017年5月にKrushでプロデビュー。7月の第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント準決勝で菅原美優に敗れ、戦績は2勝4敗1分となった。  北斗会館・小宮山工介館長の持つミットに、パンチやロー、ハイキックを叩き込んでいった優。「減量の調子がすごくよくて、ケガもないし100%ぐらい調子いいです」と絶好調宣言も飛び出した。  今回対戦する山田真子は福岡を拠点とする選手。相手の地元での対戦になるが、アウェイ感は全くないという。「私、九州好きだもん(笑)。友達も福岡にいるし、福岡の道場で練習したこともあるし、去年、真子ちゃんともスパーさせてもらったりとかもしてるし」と、山田と練習をともにした過去も明かした。  そのスパーで山田に対して「速くてパンチのキレあるな。怖い怖い怖い! みたいな(笑)」という印象を持ったという。「小柄だし、出入りがすごく速い。スピードとボクシング・テクニックには気をつけたい」と語った。その上で、「もともと、相手の動画などあまり見ないタイプなんです。己の中に敵がいるという感じで。そこまで意識しているわけではないけど、相手は元プロボクシングのチャンピオンだし、他団体のチャンピオンでもあるので、こういう感じで来るだろうなというイメージだけしながら練習してます」という。  それに対して自分の中では「これ(を出して)、これ、これじゃなかったらこれ、というイメージは一応あるんですけど、自分の中のバリエーションを出して戦いたいと思ってます」と、作戦のイメージを語る。相手の武器に何で対抗するかについては、「言わない方がいいんじゃないですか?」と意味ありげな笑みを見せた。  これまでプロではKrush、KHAOSで7戦を経験。今回がK-1初出場となる。「ずっと目標にしてた夢の舞台。格闘技をやっていてたどり着きたかった場所に運よくたどり着いたので、プラスに考えて、運も味方につけて戦いたいと思います。いずれK-1のベルトはほしいですね。海外の選手とかやってみたい。現状、日本人の女子としかできないけど、今後はタイ人を含め海外の選手とかとやれれば」と意気込む。  福岡の観客にどういう部分を見てほしいか、という問いには「もちろんKOで倒すというのは男女問わず全員が思ってると思うんですけど、逆に女にしかできない、女の戦いを見せていければと思います。女ならではの動きというのがあるわけですよ。パワーだけじゃなくて、柔らかさとかしなやかさとか。あとパッと見た感じの華やかさというのは男子より女子の方があると思うので、そういうところを見せられればと思います」とも。  最後にファンへのメッセージとして、「会場ではK-1、格闘技自体を生で見る人も多いと思いますが、武尊選手も欠場になって、出ている選手全員が一生懸命やっているというのが伝わればと思います。応援よろしくお願いします」と締めた。
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