K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1】MMAからK-1に挑戦するANIMAL☆KOJI「僕みたいに小さいやつがRUI選手みたいな大きいやつを倒すことには夢がある」

2020/10/20 14:10
【K-1】MMAからK-1に挑戦するANIMAL☆KOJI「僕みたいに小さいやつがRUI選手みたいな大きいやつを倒すことには夢がある」

K-1初参戦でANIMAL☆KOJIはインパクトある試合を残すことができるか (C)K-1

 2020年11月3日(火・祝)福岡国際センター『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』にて、スーパーファイトのK-1クルーザー級3分3R延長1RでRUI(K-1ジム五反田チームキングス)と対戦するANIMAL☆KOJI(LEGION TOP TEAM)が公開練習を行った。

『DEEP』や『ONE Warrior Series』などで総合格闘家としてキャリアを積み、今回がK-1初参戦となるANIMAL。K-1参戦が決まった時の心境を聞かれると「素直に嬉しかったです。グッ! と拳を握りました。子供の頃から憧れていた舞台なので、その場所に立つからには絶対に一旗あげようと思いました」と語る。

 K-1参戦の影響は予想以上に大きく「自分としてはまだ試合もしてないのでようやくスタートラインに立ったという感覚なんですけど、周りからは『おめでとう』という言葉で祝福されました。そんなに格闘技が好きじゃない弟からも『K-1出るんでしょ? おめでとう』と言われましたから」と笑う。


 九州・福岡出身で、柔道から総合格闘技に転向した経歴を持つANIMAL。その理由は「名古屋で始めた飲み屋・バーを宣伝するため」だったという。

「小さい頃から格闘家になりたくて、ずっと柔道をやってたんですよ。僕は地元が福岡で、柔道をやめてから名古屋に出て来て、お金持ちになりたくて飲み屋・バーを始めたんです。それでなかなかお客さんが集まらなくて、どうやって宣伝しようと考えたときに『自分が格闘技の試合に出て広告塔になればいいや』と思って試合に出始めました」

 日本だけでなく海外での試合経験も豊富なANIMALだが、海外での試合が増えた理由も「それも自分の名前を売ってお店を繁盛させることが目的で、とにかく僕は相手は誰でもいいから試合をしてたんです。そしたら中国の団体からオファーがあって、それがきっかけで海外からオファーをもらうようになりました」。

 ちなみにANIMAL☆KOJIというリングネームの由来も「僕の人生を変えるきっかけになった『鉄拳』というゲームにKINGというキャラクターがいて、そのキャラクターがジャガーの覆面被ったプロレスラーなんですよ。そのキャラが野性的で動物っぽいので、自分のリングネームにも“アニマル”を入れました。間の☆は自分もスターになるという意味で、野性的で強いスターになりたいとの願いを込めています」と個性的(?)だ。


 現在、ANIMALは名古屋に活動の拠点を置き、K-1でも活躍する加藤久輝らと共にトレーニングを続けている。

「福岡にも東京にも大阪にも行きやすいですし、街自体も住みやすいんですよね。練習場所のALIVEも素晴らしいジムですし、応援してくれる方も増えてきたので、自分は名古屋で活動を続けています」

(普段はALIVEで練習している?)はい。加藤久輝選手をはじめ総合でもトップで活躍する先輩たちが多いのでいい刺激を受けています。(同じK-1クルーザー級で活躍する加藤選手からの影響は?)スパーリングするごとに学びがありますね。初めて久輝さんと練習したときは『なんだこのパンチは?』『なんだこの蹴りは?』と思うことがたくさんあったので、すごく細かく色んなテクニックを教えてもらっています。ALIVE以外ではパーソナルトレーニングも受けて体力面もしっかり鍛えているので、いいコンディションで試合に臨めると思います。

 自分の武器は打たれ強さと根性。技術で言えばフックが得意とか色々あるんですけど、一番の武器はそこ(打たれ強さと根性)です。自分はそこを使って戦います」


 対戦相手のRUIはクルーザー級でも193cmの長身を誇り、鋭いヒザ蹴りを得意にしている。ANIMALにとってはK-1でのキャリアが上のRUIに挑む形になるが「RUI選手は長くK-1ルールでやっていて安定感のある試合をしますよね。あとは背がデカい。僕だったら格闘技じゃなくてバスケでもやってるのになと思います(笑)。この試合が決まって総合格闘家がK-1ルールできるの? と言われるんですけど、そういう声をひっくり返したいですね。あと僕みたいに小さいやつ(それでも179cm)がRUI選手みたいな大きいやつを倒すことには夢があるので、そういう姿を見せたい」と番狂わせを起こすつもりだ。

 今回の試合はANIMALにとっても地元凱旋の試合であり「僕の地元の友だちはアナログな人が多くて、あまりSNSで情報を拾ったりしないんですけど、K-1の試合だったら見に行くという人も多いし、お世話になった人たちに自分が頑張っている姿を見せられるので気合いが入りますね。今回は相手も同じ福岡出身で同い年の選手なので絶対に負けられないです」とRUIへの対抗心を燃やしつつ、地元での勝利を誓った。

 インタビューの最後には「ANIMAL☆KOJI、好きな食べ物はバナナです! K-1ファイターとして名を残すので楽しみにしていてください!」とキャラ全開のコメントで締めくくった。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント