2020年10月15日(日本時間16日)に米国コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナにて、「Bellator 249」が開催された。
セミファイナルのライト級でジャリール・ウィリス(米国)と対戦予定だったパトリッキー・“ピットブル”・フレイレ(ブラジル)が、ロッカールーム入りするも体調不良により試合直前にキャンセル。その状況を、実弟で現Bellator世界ライト級&フェザー級王者のパトリシオ・フレイレがSNSで報告した。
「兄の試合を皆さん楽しみにしていたと思いますが、私とトレーナーは兄の体調不良に気付いてキャンセルすることにしました」と、冒頭で記したパトリシオ。
続けて「パトリッキーは内耳炎(めまいの強いタイプ)の危機に苦しんでいる。アリーナに行こうとした時に、部屋にいた彼が少しフラフラしているのを見つけました。
彼は戦いたがっていて、(その状況を)私たちに言おうとしませんでした。私たちはその思いに配慮しましたが、ロッカールームに着いても(体調は)良くならず、試合をキャンセルしました。
コミッションドクター2人に診てもらい、薬をもらい、今は回復していますが、試合のキャンセルにはショックを受けています。前にも(この症状は)ありましたが、ファイトウィークやファイトデイには起こらず、残念なことに、今回は(試合当日に)起きてしまった。今後は医師の診察を受けて、問題が解決したら次の試合の話をすることになります」と、パトリッキーの内耳炎は持病で、今回のように大会当日に起きたことは初めてだと報告した。
現在は体調は回復しているというパトリッキー。2019年はRIZINでの川尻達也戦、ルイス・グタタボ戦のKO勝ちで7連勝も、大晦日にトフィック・ムサエフに判定負けで連勝が途絶え、今回が10カ月半ぶりの再起戦だった。
試合2日前の13日には、「俺はこの戦いに勝ちます、そして年末、僕のことまた日本に呼ばれたらいきます。また僕の試合見たい人いますか?」と日本語で投稿し、日本でのリヴェンジをアピール。今回の前日計量も4ポンドオーバーした対戦相手に対し、パトリッキーは155.5ポンド(70.53kg)で無事にパスし、準備万端で試合に臨む態勢だった。果たして再起戦はいつになるか。
なお弟のパトリシオは、2020年11月12日(日本時間13日)同所にて、ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)を相手にフェザー級王座防衛戦兼 同級GP準々決勝として対戦が決定済み。当初、両者は同年3月28日に対戦予定だったが、新型コロナウイルスの影響で、無観客試合から一転、試合開始5時間前に中止となっていた。
Updated Bellator 252: Pitbull vs. Carvalho Fight Card:CBS Sports Network | DAZN 7 p.m. ET
Featherweight World Title Bout/FWGP Quarterfinal:Patricio “Pitbull” Freire (30-4) vs. Pedro Carvalho (11-3)
Featherweight World Grand Prix Quarterfinal:Daniel Weichel (40-11) vs. Emmanuel Sanchez (19-4)
Featherweight Main Card Bout:Aaron Pico (6-3) vs. John de Jesus (13-8)
Updated Bellator 253: Caldwell vs. McKee Fight Card:CBS Sports Network | DAZN 7 p.m. ET
Featherweight World Grand Prix Semifinal:Darrion Caldwell (15-3) vs. AJ McKee (16-0)