バンタム級に上げてパワーもスタミナもアップしたと自信に溢れる晃貴
2020年11月3日(火・祝)福岡国際センター『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』にて、スーパーファイトのK-1スーパー・バンタム級3分3R延長1Rで壬生狼一輝(力道場静岡)と対戦する晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、神奈川の所属ジムにて公開練習を行った。
軽快なリズムでパンチ、左右ミドルキック、ヒザ蹴りをミットに放った晃貴は「今回から1階級上に上げて減量もそんなにないので、バッチリ気合いも入っています」と意気込む。
バンタム級から階級を上げたのは「元々、身体が大きかったんです。53kgは筋肉を削って落としていたので、フィジカルトレーナーにも55kgの体型なのに53kgでなんで出るんだとずっと言われていました。減量がキツかったので、減量苦が凄くて減量のための練習をしていて。今回は普通に追い込みの練習ができるので、気合いも違いますし、自分が持っているパワーを活かして試合ができるかなと。スピードも落ちていないのでいい感じです」と、元々かなり無理をしてバンタム級に調整していたのだという。
「筋肉を落としていないのでパワーも全然違います。減量苦でスタミナも落ちていたので、バンタムの時は全てが落ちていた。今回は自分本来の力が出せると思います」
対戦する壬生狼については「(7戦)無敗ということもあって、勢いもあってテクニックもあるし、上手い選手だと思っていますが、パワーでねじ伏せて勝ちたいと思います。もちろんKOで」と、強さは認めながらもねじ伏せてKOすると宣言。
晃貴は武尊と同じ鳥取出身で、鳥取の空手道場時代からの先輩・後輩にあたる。いわば弟分のような存在であり、今回の武尊欠場は残念だったという。
「欠場を聞いた時はショックでした。10何年間一緒にやっているんですが、アマチュア時代から一緒の大会に出たことがなくて。やっと一緒に出られると思っていたのでショックでしたね。でも今は切り替えて、自分が盛り上げてやろうと思っています」と、武尊に代わって自分が福岡大会を盛り上げるとモチベーションに変えた。
そして「(スーパー・バンタム級の)タイトルが欲しいので、どんどん試合して有名になってK-1の世界チャンピオンになりたいです」との目標を掲げた。