空手
ニュース

【新極真会】トーナメント組み合わせ決定、かつてない他流派の脅威から全日本王座を死守できるか

2020/10/15 13:10
 NPO法人 全世界空手道連盟・新極真会は新型コロナウイルス感染症対策として大規模な感染リスクがあることを勘案し、10月3日・4日に開催が決まっていた『第52回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』の延期を発表していたが、11月21日(土)・22日(日)東京・ベルサール六本木にて無観客で開催することを発表した。トーナメント組み合わせも合わせて公表された。  2018年の全日本選手権は男子104名がエントリーしていたが、今回は新型コロナウイルスの影響によって出場を見送る選手が多く、65名によって2日間のトーナメントが争われる(女子は同じ37名)。2019年の『第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会』で優勝した島本雄二と南原朱里の男女世界王者は出場しない。 (写真)多彩な足技と強い突きで世界選手権3位に入賞した加藤が実績ではトップ 新極真会のトップは世界大会第3位の加藤大喜(愛知山本道場)と同大会第7位の江口雄智(福岡支部)。世界の強豪たちを打ち破って入賞した彼らが筆頭となる。この二人に第11回世界大会準優勝の入来建武(城南川崎支部)と第50回全日本大会7位の島本一二三(広島支部)が続く。 (写真)昨年の世界選手権では5回戦敗退と振るわなかった入来(右)は復活を懸ける 今大会の注目は他流派勢だ。今年は空手界全体を通して大規模大会が自粛ムードだったためか、他団体の強豪たちが集結。世界カラテグランプリ2019男子重量級優勝・後藤優太(空手道MAC)、同・軽重量級優勝・宮原穣(KWF極真会館)、W.K.O.空手ワールドカップ2016中量級優勝・福地勇人(白蓮会館)、JKJO全日本大会一般重量級3連覇・大石昌輝(星和会館)などを中心に各派の王者クラスが多数参戦する。  これまで一度も他流派に渡したことがない全日本王座(男子無差別)だが、今回は新極真史上最大のピンチを迎えることになった。 (写真)小柄ながら重量級との真っ向勝負でも負けない菊川(左) 女子では第50回全日本大会で初の他流優勝を果たした久保田千尋(久保田道場)、JFKO全日本5回優勝の菊川結衣(芦原会館)が中心となる中、新極真会勢ベテラン加藤小也香(愛知山本道場)を中心に藤原桃萌(福岡支部)、手島海咲(神奈川横浜支部)ら若手が王座奪還に挑む。  なお、今大会は無観客で行われるが、有料オンライン中継が予定されている。●トーナメント表
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント