MMA
インタビュー

【Fighting NEXUS】女子審判員としても活躍“最恐姐さん”WINDY智美が柔術マッチ「試合を見極めるには、現役の頃の経験だけでは足りないし、今の格闘技を知る必要があります」

2020/10/13 14:10
 キックボクシングから総合格闘技に転向、現在は女子審判員としても活躍する“最恐姐さん”WINDY智美が10月18日(日)「Nexus Games 03」で自身2度目の柔術マッチに出場する。  小6年で空手を始め、短大時代に極真会館や正道会館の全国大会で上位入賞を果たし、1999年4月にプロキックボクシングデビュー。「当時は女子選手が少なくて試合が組まれなくて」、2002年5月、スマックガールで総合格闘技に初挑戦した。  立ち技で23戦13勝(1KO)7敗3分、総合格闘技で32戦17勝14敗1分。2010年にパウンドが解禁された新アテナルールを初めて戦い、2011年4月には、PANCRASE初の女子によるメインイベンターを務めている。2017年7月に引退。女子格闘技の黎明期からオランダやコスタリカ、イタリアなど海外でも戦い、打撃を武器にテイクダウンされても立ち上がる、現在のMMAの主流となった戦い方を確立してきた。  そんなWINDY智美が、昨年から本格的に道衣ありの柔術に取り組み、今回、2度目の柔術マッチに挑むという。その心は? MMAのジムではなく、柔術で寝技を基礎から学びたかった ──WINDY智美選手は、いつ柔術を始めたでしょうか。 「柔術を始めたのは、2019年5月です。PANCRASE審判員になったことが、柔術を始めるきっかけになりました」 ──『ブラジリアン柔術のテクニックをきちんと学び直したい、楽しみながら寝技に取り組みたい』とSNSで記していましたね。 「現役の頃は、ストライカーとして戦っていました。グラウンド状態から、すぐにスタンドに戻る練習を徹底していたので、グラップリングに関しては知識不足ではないかと感じていたんです。そこで、MMAのジムではなく、寝技を基礎から学べるのは柔術かなと。あとは、“寝技の練習してます”アピールもあります(笑)」 ──女性が審判員をやることで女子の試合での気づきも多くなると思います。なぜ審判員になろうと思ったのでしょうか。 「当初は、PANCRASEの梅木(よしのり)審判部長から、『女子選手へのボディチェックやフォローをしてほしい』と審判のお話をいただきました。『それぐらいなら』とお受けしたんですが、そこからの流れで今はレフェリーも務めています。昔の女子の試合はストップが早かったんですが、今の女子の本戦は、男性の試合と変わらなくレフェリーをしています。ただ、試合は何があるか分かりませんからね。そこは、今までの経験が生きています」 ──何事もなく試合を捌くことが当たり前とされ、何かあれば批判の的となる。レフェリーは非常に難しい仕事だと感じます。そこにやりがいも? 「やりがい……。やりがい半分、プレッシャー半分です。でも、任されることに自信を持って仕事をしたいです」 ──柔術を学び直すことが、審判員の活動にも通じていると。 「大きいですね。私は、アマチュア大会のレフェリーもしていますが、勝敗がかかるなかで怪我を防ぐためにも、ストップのタイミングが難しいです。それを見極めるには、現役の頃の経験だけでは足りないし、今の格闘技を知る必要があります。わたしは指導者でもあるので柔術を教えてもらう側になるのは、また見方も変わり良い経験になります」 【写真】2019年12月8日「PANCRASE 311」でメインイベントの女子ストロー級暫定王者決定戦「藤野恵実vs.チャン・ヒョンジ」を裁くWINDY智美。 ──キックボクシングのセリケンジムで指導し、柔術は現在は青帯かと思いますが、トライフォース志木とK-PLACEでも行っているのでしょうか。 「今の練習は柔術がメインです。一般会員として学びに行っています。キックは指導しながら、自分もスパーリングに入って動いています。以前は、毎週のように通っていたK-PLACEの練習も行きたいんですけど、みんな強くて(苦笑)。小池義昭代表は『姉さん、気軽に来てくださいよー』なんて言ってくれるんですけど、フィットネスの道場ではないので気合が必要です。ありがたいことなんですけどね」 ──打撃寄りのMMAファイターだったWINDY選手にとって、あらためていまピュア柔術に取り組むことで、どんな発見がありますか。 「ピュア柔術を始めて1年半なんですが、手や足の位置、安全なポジションなど、丁寧な指導のおかげで、今まで怪我をしたことがありません。あと、グラップリングの動きが柔軟になったような気がします」 【写真】Edgeと練習するWINDY。Edgeは2018年7月の「Glory of Heroes 33」で復帰を果たしている。 ──今回、対戦する高本道場の高本千代選手はアマチュアMMAも戦っていますが、どんな印象を持っていますか。 「高本千代選手の試合は、レフェリー、ジャッジをしたことがあります。下からの攻めが強いですね。苦手なタイプです(苦笑)」 ──どんな試合を見せたいですか。 【写真】現PANCRASE女子ストロー級暫定王者の藤野恵実と、2008年11月の「VALKYRIE 01 CAGE FORCE-EX」以来の再戦。柔術デビューしたWINDYに藤野は「WINDYさん、どれだけ絞めてもタップしなかったです(笑)」と言う。(写真提供=藤野恵実) 「柔術の試合は、今回で2回目です。1回目は、『トライフォースチャレンジ』でPANCRASE女子ストロー級王者の藤野選手とワンマッチで挑みましたが、5分間、ボコられて終わりました(笑)。今回は、当たり前ですけど、相手のペースにならないように自分から動いていきたいです」 Nexus Games 03 2020年10月18日(日)ゴングジム坂戸 【プロ決定カード】 ▼NEXUS MMA 5分2R(延長1R)バンタム級 65.8kg契約森山壱政(SONIC SQUAD)鎌田拳司朗(FREEDOM@OZ) ▼NEXUS MMA 5分2R(延長1R)フライ級 61.2kg契約藤原俊樹(MMA空手道場 鷹)吉田哲之(パラエストラ町田) ▼NEXUS MMA 5分2R(延長1R)ライト級 77.1kg契約拳勇(OOTA DOJO)阪上直輝(リバーサルジム立川ALPHA) ▼柔術 ライトフェザー級WINDY智美(トライフォース志木)高本千代(高本道場) ※プロ、アマチュア、ジュニア(MMA、キック、グラップリング、柔術)全94試合。※大会はYouTubeのNEXUSオフィシャルチャンネルにて生配信
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 2020年11月号
2020年9月23日発売
RIZINバンタム級新王者の朝倉海と、REBELS-BLACK女子46kg級初代王者に輝いたぱんちゃん璃奈が表紙の今号の特集は「CHAMPIONS」。第2特集「モディファイドMMA」では、青木真也が自演乙戦を語る!
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント

関連する記事